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2020年3月 9日 (月)

箱根の区営保養所

コロナウイルスのニュースには飽き飽きした。無責任に関係者への批判ばかりを垂れ流す評論家やコメンテーターの意見はもう充分だ。ちょっと前まであれほど大騒ぎをしていた「桜を見る会」など皆もう忘却の彼方らしい。さすがに外出から帰ったらうがいや手洗いは励行しているが、それ以外はごく普通に暮らしている私には、このコロナ騒ぎにうんざりするばかりだ。ただ一つ考えることは、ここ数十年、人や資本の自由な移動を目指してきた世界の流れが、トランプ大統領の政策やブレクジットと相まって、ウイルス騒ぎを契機に国境や国家の壁が高くなり、脱グローバル化の枠組みへと変わっていくかも、という事くらいだろうか。

 

小人閑居して不善をなす、世の中では無駄な外出は控えよの掛け声がこだまするが、蟄居していても碌なことはない。週末は箱根強羅にある区営の保養所に行ってきた。あいにくの天気だったが、雨に打たれながら強羅の露天風呂に浸かっていると、周囲の木々のつぼみも膨らんで春が近いことを実感できる。驚いたのはこの時機なのに、全部で30室程ある保養所の部屋がほぼ満室だったことだ。昨年11月の台風19号に伴う豪雨被害で箱根登山鉄道は運転されていないから、クルマで来る宿泊客が多いことは予想していたが、正規の駐車場がいっぱいの際に回される従業員用駐車場まで満車だったのは初めての経験だった。みな宴会自粛や自宅待機に飽きているのだろう。

 

保養所の食堂は「ビュフェスタイルがウイルス拡散にいけない」とのお達しで、各自が取りに行けたコーヒーが従業員がサービスする方式になっていた。学校や幼稚園が一斉休校になったせいで、3月初めというのに家族連れや元気な子供たちの姿が食堂では目立つ。そのほか最近の傾向として、中高年の男性だけのグループがちらほらと散見される。学校時代の仲間か、リタイヤした元の職場の同僚か、みな和気あいあいと酒を酌み交わしていた。高齢化社会になって男性は孤独で取り残されがちなどと云われるが、こういう場所で昔の仲間と温泉に浸かりながら飲み会をするのも良いものだろう。区営のこの保養所もかなり古くなったが、運営は民間業者に委託されており清潔で安価、世の中がシュリンクするこんな騒動時の息抜き場として最適だ。

20200309
追加で注文した特別料理、かさごの唐揚げ820円也

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