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2020年3月27日 (金)

連休 奈良・飛鳥訪問 (3)

20200327
西の京駅

今回は楽しみにしていた2020年飛鳥の世界一周クルーズが中止となり、代わりのクルーズ旅行もすべて催行されず、それではと奈良にやって来たわけだ。せっかく奈良まで来たからには飛鳥にも足を延ばそう、という事で唐招提寺・薬師寺の後は近鉄橿原線で西ノ京駅から橿原神宮前駅に向かった。「飛鳥が駄目なら飛鳥に行こう」である。それにしても「西の京」駅を通る近鉄樫原線の路線図を眺めていると「尼ケ辻」「畝傍御陵前」などいかにも古都らしい駅名がならび、この沿線の歴史を感じさせてくれる。奈良から飛鳥に向かって並走するJR桜井線にも「京終(きょうばて)」「帯解(おびとけ)」「巻向(まきむく)」など味がある駅名があって旅心がくすぐられる。やたらに○○平やらXX台、△△丘などとってつけたような駅名が多い関東に住んでいると、案内標識の駅名を見ただけで由緒ある地にいるのだと実感させられる。


やってきた樫原神宮前行きの近鉄電車は通勤車輛の主力8000系で、例によってかぶりつきに陣取って大和路を南下する運転台の様子を楽しむ。みるとこの車両は東京近郊では少なくなってきたブレーキハンドルとマスコンの旧来の2丁ハンドルで、アナログな計器やスイッチが運転台に並んでいる。駅進入の際は比較的早くから減速してゆっくりと停止位置に向かうが「プシュー、プシュー」とブレーキハンドルを細かく操作する制動は、ワンハンドルが主流になった関東の幹線ではあまり見かけなくなった光景である。日本全国、地方や鉄道会社によって少しづつ運転方法や標識が異なるのだが、それを体験・見学するのも旅の楽しみだといえよう。関西のJR西日本の電車に乗ると感じるのが、女性の英語車内放送の"STATION NUMBER"のNUMBERの部分に疑問符が続くような、シンガポール英語のようなアクセントが少しあることだ。乗り換え案内の車内放送で喋る"TRANSFER"のERにもややシングリッシュなまりがあって、新幹線から関西のJR電車に乗り換え英語の車内放送を聞くたびにいつも妻と二人「関西に来たね」と思わず視線を交わしてしまう。


こうして訪れた飛鳥である。樫原神宮前駅で自転車を借りて甘樫の丘、石舞台、高松塚古墳など計15キロほどを半日かけてめぐり、最終日は日本最古の神社の一つと云われる大神(おおみわ)神社にお参りしたのち、山の辺の道の一部を桜井市まで歩いてきた。晴天に恵まれたうえ「大人の休日倶楽部・ジパング」で東京・奈良の往復が二人で4万円ちょっと、奈良駅前のネット予約でとったホテルは2人で2泊14,000円、貸自転車やら拝観料、駅弁など入れても2人で6万円そこそこの旅であった。あちこちの土産物店やレストランで「商売はどうですか?」と尋ねると、いちように「一時は死んだようになっていましたが、この三連休で少し人が出てきてくれて、ちょっとホっとしているところです」との答え。武漢ウイルスのため今回はどこに行ってもゆっくり楽しめたが、またいつの日か、平城宮の再建工事が進んだら来てみたい場所である。「大和はくにの まほろば たたなづく 青がき 山ごもれる 大和しうるはし」

甘樫丘から見る耳成山(左)と香久山(右)
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