飛鳥Ⅱ2020年世界一周クルーズ中止
乗船を予定していた4月2日からの飛鳥Ⅱのワールドクルーズが中止と発表になった。すでに妻がツイッターでこのクルーズ乗船をつぶやいていたので、友人などからは「また行くの?」とあきれられ、最近は「コロナウイルスで大丈夫?」と心配されていたが、これで周囲からの心配や批難の声もなくなることだろう。じつはかねてから老母には「サラリーマンの身で何度も世界一周に行くのは身分不相応」とおこられていたのだが、その母も昨年亡くなってもう叱責されることもなくなり、仕事場でも何とかしぶしぶ許可をもらってあとは出発を待つのみであった。かかりつけの病院には検査や診療の日程を調整してもらい、クルーズの102日間分と万一の際のプラスアルファの薬の処方もお願いするなど、乗船に向けての準備おさおさ怠りなく進んでいたところだ。
そんな中のクルーズ中止連絡で、いまは何かぽっかり目標を失った感じがしてならない。寄港地の情報を調べつつ、今回はダンスもだいぶ上達したから見知らぬ女性から踊りに誘われてもドギマギせず対応できるか、久しぶりにゴルフを再開して船内でレッスンを受けるか、フィットネスで週に数回は筋トレをするかなど、あれこれクルーズ生活を想像していたのだが、そんな愉しみも露と消えてしまった。しかし男性の健康年齢は平均で70歳代前半だという。身体が元気で動けるうちになるべく遊んでおこう、というこれまでの方針はいささかも揺るがない。この「失った102日間」でできる事はなにだろうと、気分を変えて考えることにした。
海外のクルーズ、特に行ったことがないエーゲ海やエジプト、ヨーロッパのリバークルーズなどを検討したが、コロナウイルス騒動で海外旅行も目途がたたないため、しばらく国内ででできることをしようと、頭を巡らしている最中である。そんな中、内外のクルーズ船が日本市場でのサービスをやめているのにも関わらず、4月に国内で唯一クルーズを催行するのが「にっぽん丸」であった。パンフレットを見ると4月の「飛んでクルーズ沖縄」がなかなか面白そうなのだが、これまた申し込んでもクルーズ中止となっては喪失感も倍増となる。普段はクルーズの手配は妻に任せきりの私だが、今回ばかりは「にっぽん丸」の商船三井客船に直接電話して状況を確かめると、「今のところ、4月以降のクルーズは台湾に寄港するのは取りやめだが、それ以外は計画通り行う予定です」との返事であった。この沖縄クルーズを目標にしばし職場に戻って仕事をするか、とモチベーション維持に心をくだくここ数日である。
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