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2019年4月 6日 (土)

日本共産党の正体

20190406

元号が「令和」と発表され、メディアでは平成の30年間の回顧が盛んに特集されている。なかなか良い響きの新元号だと私は思うが、天皇を党の綱領で認めない共産党がこの事についてどうコメントするのかに興味があった。ということで新聞に載った共産党のコメントを読んでみると「元号はもともと中国由来のものだ。中国では皇帝が空間のみならず時間を支配した。君主が時間を支配する元号は、今の憲法にはなじまない。政府が元号を強制するのはよくない」という趣旨である。世の中、70%以上の人たちが元号が変わることを前向きにとらえているそうだが、そんな中、このトンチンカンなコメントを読んで「やはり共産党!」と妙に納得してしまった。

マルクス・レーニン主義が消滅し、世界の国々で「共産党」という党名がなくなっているが、「日本共産党」だけはそのプレゼンスがまだ国内に残っているというのが面白い。「天皇や自衛隊を認めない」日本共産党とは一体いかなる組織なのか、最近読んだ新潮新書の新刊「日本共産党の正体」(福富健一著)がとても良かった。この本では占いの類に過ぎないようなマルクス主義を科学として信望する人々(党員)がまだ国内に30万人もおり、機関紙「しんぶん赤旗」が100万部も発行されているという党勢が詳しく書かれている。その他そもそも共産主義とはなにか、日本共産党の歴史はどうだったか、党の歴代大物の略歴や現在の綱領がどうなのかが判りやすく纏められている。(もっとも赤旗は最近西暦・元号を併記している)

共産主義社会は必ず到来するという唯物史観、歴史の必然ゆえにそれを実現させるためには「暴力革命」も辞さないというその手段、個人の意思は全体の意思と一致していなければならないのと云う「民主集中制」など、現実をみないアタマでっかちの思想が共産主義の「本質」である。この本を読み、なぜ日本共産党がこれほどまでに教条的なのか、今では国民から「もっとも保守的な政党」と揶揄されるほど硬直しているのか、その不可解な行動原理の理解に役立った。それにしても世界から消えていく絶滅危惧種である「共産主義者」が、日本では教育界やメディアの世界で生き残り、いま「リベラル」と名を変えて活動しているのがおぞましい。リベラル信望者である団塊以上の老人が退くと共に、天皇や自衛隊を認めない日本共産党も消えていって欲しいものだ。

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