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2019年4月 1日 (月)

ドライブしながら考える

日曜日に都内をドライブしていると、立憲民主党の枝野党首のポスターを掲げた宣伝カーが街頭で盛んに政策を訴えている。信号待ちで聞くともなく流れるスピーチに耳を傾けると、安倍内閣に対する批判の他に、「LGBTを支援する立憲民主党…」と言っていて思わず座席でのけぞった。彼らは人権派を気取りたいのだろうが、そもそも大多数のLGBTの人たちはひっそりと今のままで生きていたいのだという。この問題を政治の争点にしようとしたり、LGBTの権利を拡大せよなどと騒ぐのはごく一部の活動家だけらしい。モリカケ問題もそうだったが野党はもっと大きな問題、例えば消費税などに議論の焦点を当てて欲しいものだ。日本は海外債権が3兆ドル、対外債務は事実上ゼロ、経常収支は黒字、国民の金融資産はGDPの3倍、国債は国内でさばけて金利は上がらない国である。国の資産もさまざまな形で各所に相当あるそうだ。それでも消費税を上げる必要性を与野党はきちんと時間をかけて是非議論して欲しい。LGBTなどにこだわっているようでは彼らは万年野党でいるより仕方あるまい。

クルマを進めて近所では数少ない駐車場無料のスーパーに行くと、そこの入口で羽田空港の新しい進入路が新宿の上空を通るはけしからん、と演説してい市民団体に出くわす。なんでも騒音や危険が増す、なにも人口の多い新宿区の上空を通る事はない、と声高に訴えているようだが、こういうのも聞いていると鼻白む思いがする。騒音といっても羽田空港から離れたこのあたりでは、着陸機も上空1000米の高度を飛ぶ。飛行機の部品が落ちる危険性はごく僅かで、そんなことまで心配しだしたら都会で暮らしていけやしない。いや、どんな人里離れた場所でもあっても、生きている限りは天変地異や事件・事故から完全無縁、絶対の安全などがあるはずもない。何より彼らは羽田空港の利便性や都会の便利さを一方で享受しながら、自分の近辺だけはほんの僅かでもいかなる不利益も蒙りたくないという訴えをしているようだ。こういうのを住民エゴと云うのだろう。同じ新宿区民の私は、羽田に着陸する飛行機がより近く低く飛ぶようになれば、双眼鏡を持って機体を眺めて楽しもうと考えているが世の中はさまざまだ。

一方BREXIT離脱問題では英国が揉めに揉めている。こうなると新聞を読んでも、何がどうなっているのかフォローするのに一苦労である。もう一度EU離脱するか否かの国民投票を行ったら結論が変わるかもしれない、と聞くと単一イッシューの住民投票の恐ろしさやその無責任さが良くわかる。住民投票が「民意」というなら、先に行われた辺野古移設の住民投票も、百田尚樹氏が云うように、真の当事者である名護市や辺野古の住民だけの投票が行われ、そこで「移設賛成」多数だったらそれが「民意」になるのであろう。こうして見ると、住民投票はそれまでの歴史や経緯、国や地域の置かれた立場、より広くは安全保障問題や経済・外交問題を無視し、問題をごく単純化して住民に問うものだと云えよう。我々は代議制による間接民主主義と云うシステムを作り上げてきたが、ベストではないものの、住民投票のような直接民主主義よりはましだとBREXITの大混乱を見るにつけ思う。さてこうなると我が国の憲法改正では、国民投票が必要というのが何とも鬱陶しく感じる。

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