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2019年3月 1日 (金)

都立高校の入試問題と正解

1月21日に「2019年 大学入試センター試験 英語筆記」をアップしたとおり、大学入試となると英語でもそう簡単でないことがわかったが、では高校入試はどうだろうか。理科系は無理としても、文科系ならまあ満点に近いものがとれるだろうとタカをくくって、新聞に載っていた「都立高校入試問題と正解」に挑戦してみる。


まず国語である。冒頭に出題される読みがなや漢字は、何と云う事もなくすらすらと簡単に答えられる。やはりこの程度か、と安心して先に進むと、次は三浦哲郎の「燈火」から引用されたかなり長い文章が出てくる。この小説は登場人物が多いので、まず彼らの関係や立ち位置を考えながら読んでみる。なにしろ「試験」だから慎重に読まねばならないのだが、大学の英語問題と同じように何と云うこともない内容がくせ者だ。


設問はこの小説のある箇所の表現が、登場人物のどういう心理を描いたものかなどを四択の中から選ぶものが続く。ドラマチックとは正反対、落ち着いた文章で描かれる日常的な場面から登場人物の内面を推し量る作業は、けっこう本文を読み込んでみないと判らない。四択のうち2つはすぐに違うと判るが、正解らしき2つの候補を見比べると、どちらとも採れるようでしばし戸惑ってしまう。こういう長文読解は、まず他を解いてからじっくり時間いっぱいまで粘れ、などと受験塾では指導するのだろう。


その後、古文などはそう悩むこともなく国語を終え解答を見比べると、やはり長文読解の箇所で2問間違えていてマイナス10点である。自分では採点できない作文の出題(10点)を除いた結果は90点満点の80点であった。こうしてみると長い文章ではポイントを外した解釈を自分がしている事が分かったが、日頃妻が「あなたは会話の中で時々ポイントを外した事を云うわよ」と言っていたのを思い出ししばし不愉快になる。


次の挑戦が社会科。ここでは日本史の中世から近世にかけて、年代を解答する問題で2問ほど間違えたのは暗記していないから仕方あるまい。一つ悔しいのが「最高裁判所の裁判官の任命は、その任命後初めて行なはれる衆議院議員総選挙の際国民の審査に付し、その後10年を経過した後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際更に審査に付し、その後も同様とする。」とする憲法の条文は (ア)参政権 (イ)自由権 (ウ)社会権 (エ)請求権のどの権利を保障するかという問題であった。


はて最高裁長官は内閣が任命するものの裁判官は内閣が選ぶわけではないし、彼ら裁判官の適・不適を判断し罷免を要求するのが国民審査だから「請求権」か??などと迷いつつ(エ)を選ぶと見事にペケ。正しくは(ア)の参政権で、広辞苑にも参政権は「国民が国政に直接または間接に参与する権利。選挙権・被選挙権、国民投票、国民審査で投票する権利など。」とあった。お恥ずかしい限りだが、高校入試くらいの問題を解いていると、自分の勉強不足に気がついてけっこう面白い。こうして社会も80点台となり、社会なら満点とれるだろうなどと云う自負はもろくも崩れ去ったのであった。

20190301


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