認知症予防の新・生活習慣
朝、いつものように勤めに出る準備をしていると、かたわらで新聞を読んでいた妻がニヤニヤしながら紙面を指さしている。見ると週刊文春の広告が紙面下部に大きく掲載されており、その中の「認知症予防の新・生活習慣12」という特集の見出しを読めという事らしい。どれどれと活字を追ってみると認知症予防には「運動:チームスポーツに挑戦、社交ダンス、エスカレーター断ち、食事:柑橘類は毎日摂取、カレー、乳製品、大豆・発酵食品 医療:早めに補聴器、3カ月に一度は歯医者」とある。生活習慣12のうち広告の見出しには10項目しかないが、この特集はなにを書いているのかの紙面をみれば大体の見当はつく。
さて船上で優雅に踊ってみたい、という事で妻と二人で習い始めた社交ダンスも、ワールドクルーズが終わってしまうと次は何を励みにしたらよいのか、ちょっと目標喪失のような状態である。このままレッスンを続けようかと逡巡しているところなのだが、妻は社交ダンスが認知症に良い、と云う見出しを私に見せて、このままレッスンに引き留めておこうと云う魂胆だろう。まあ、しょせん週刊誌の記事だからそれなりの内容であろうが、たしかに社交ダンスを習ってみると、予想以上に體育會系で今まで意識した事もないような筋肉や神経を駆使しなければならないから、ボケ防止には効果的だろうと想像出来る。
同様に新しい事を、頭で理解しつつ筋肉や神経を使って実践していくこと、例えば楽器の演奏なども認知症予防には効果があるだろう。などと考えながら、取敢えず週刊誌の見出し10項目のうち自分は何をやっているのか数えてみると、まずチームスポーツはやっていないが、エスカレーター断ちは実践中である。これは60歳代後半になって、筋肉量が減っている事を実感し、通勤時の地下鉄は階段を二段飛びで上る事にしたからである。と云っても最近の都内の地下鉄はかなり深い駅もあって、長い階段を見上げてうんざりする事もあるが、そのような階段は途中で2段飛びをやめ各段をコツコツ上がるのである。
食べ物の項目にいくと柑橘類こそ毎日意識して食べはしないが、果物は毎日必ず何かしらとっているし、カレーも週に一度は昼食に食べる。乳製品と云えばヨーグルトは毎日食べ、みそ汁や納豆もほぼ毎日である。補聴器はまだご厄介にはなってないが、歯医者には三カ月に一度定期検診に通い歯周病はゼロだ。と数えると、週刊誌が謳うボケ防止に役立つことはすでにほぼ実践しているようだ。週刊誌の広告を前にそれを自慢気に妻に話すと、「ボケ防止のためにはますます張り切って取り組まないとね」と社交ダンスレッスンの継続を仄めかされたのであった。
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