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2018年6月 7日 (木)

フェンウェイパークにて

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マサチューセッツ州ボストンでは、フェンウェイパークの大リーグ、地元レッドソックス対アトランタ・ブレーブス戦(インター・リーグ)に船から出るツアーで行った。以前飛鳥Ⅱの2011年ワールドクルーズの際はニューヨークで一泊停泊したので、地下鉄に乗ってヤンキースタジアムのナイトゲームを見に行った。当時、外野(ブリーチャー)の席でも100ドル以上と高額なのにびっくりし、またビールを買おうとしたら写真つきのIDが必要だというのにパスポートは船にあり困った経験をした。とくに夜おそくなって地下鉄の最寄りの駅からクルーズターミナルまでは、暗くて人通りも少なくやや怖い気持ちもしたものだった。


という事で今回は料金がとても高いのには目をつむり、送り迎えにガイドもついた船から出る安心の「大リーグ観戦ツアー」に参加した。ボストン市内中心部にあるフェンウェイパークは、メモリアルデーの3連休、かつレッドソックスが現在ア・リーグ東地区で首位とあって満員盛況である。テレビのMLB中継や映画などで何度も見たおなじみレフト外野フィールドの壁グリーンモンスターはいかしく聳えたち、まさに伝統を感じさせるが観客席や通路は適度に近代化されていて快適な球場であった。


グリーンモンスターは球場を作る際に市街地の中で十分なスペースがないので、レフト側観客席の前を高い壁で覆ったとされている。しかしメジャーリーグの球場に来てみると、新しいスタジアムや周囲が十分広い場所でも左右が対象でない外野グランドが多い。ベースボールは町の広っぱや空き地で発達したもので、必ずしも両翼をシンメトリーに作る必要がないというという考えが根底にあるのだろう。対して六大学野球や中等学校野球大会から広まった我が国の「野球」は、教育・体育の一環として発達した。太鼓やラッパの応援が禁止されても場内に横溢する賑やかなアメリカのボールパークの雰囲気に接するにつけ、「ベースボール」と「野球」はルールは同じでも、似て非なる文化背景があるのだろうといつも感じるのである。

球場名物、リーガル・シーフードのクラムチャウダー

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