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2018年6月11日 (月)

ボルチモア鉄道博物館とマクヘンリー砦

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飛鳥Ⅱは米国東部メリーランド州ボルチモアに初寄港した。私も初めてのボルチモアだ。寄港日はメジャーリーグ・オリオールズの本拠地カムデンパークやベーブ・ルースの生家に立ち寄った後、市内にある鉄道博物館に行ってみた。ボルチモアは1828年米国で初めての鉄道ボルチモア・オハイオ鉄道(B & O Rail)が開通した場所である。そのB & O Railは他の鉄道会社と一緒になり今やその名はないが、受け皿となった財団が運営する鉄道博物館は、もと機関庫だった大ドームを中心とする立派なものであった。


博物館には多くの機関車や客車の展示のほか、テレビの西部劇でおなじみの駅馬車や荷馬車など、鉄道前史時代の内陸移動に関する展示物も置かれている。また鉄道の優位性を訴え資金を集めるために馬車と公開競走した蒸気機関車なども展示され、アメリカの歴史に鉄道が携わるようになった誇りが館内に満ちているような気がした。この鉄道が計画された19世紀初頭は五大湖や中西部で工業化が進んだ時期である。大西洋に面した東部と中西部の物資の輸送に運河の掘削や河川の整備が進む一方で、鉄道の開設が急がれていた時代である。


ボルチモアはチェサピーク湾の最深部で、海が内陸に深く切れ込んだ場所にある。地図を見るとここから真っ直ぐに北ないし北西に進めば、オハイオなど五大湖の産業地帯に近く、この地で米国初の鉄道が敷設された理由がよくわかった。博物館の後に行ったマックヘンリー要塞は、1814年米英戦争でボルチモア攻略の戦いが繰り広げられた激戦地で、アメリカの国歌(National Antham)は、英軍の砲撃に耐え翌朝も星条旗がマクヘンリー砦の上にははためいていた事を謳ったものである。鉄道博物館や砦を見学し、ボルチモアはこの国の独立・発展に欠くことができない土地だった事を知る事ができた。いやー、クルーズってためになるものだ。

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Whose broad stripes and bright stars through the perilous fight,
O’er the ramparts we watched, were so gallantly streaming?
星条旗はramparts(要塞の壁)にまだ翻っていたと歌われたマクヘンリー砦

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