飛鳥Ⅱ 2018年世界一周クルーズを前に(2)
今回、飛鳥Ⅱの世界一周に乗船する事を決めた背景は昨日の通りだ。その上で実際に申し込む動機になったのはコースの良さに加え、早期割引代金などが従来より割安だった(最安のプランは1泊3万数千円から)事による。さて代金の事はさておき、コースが過去2回のワールドクルーズと比べてどうなのかを比較したのが自作のエクセル表(下の写真)である。
これは前に乗船した①2011年の飛鳥Ⅱによる喜望峰周りの世界一周クルーズ②2015年末-2016春乗船の南極・南米ワールドクルーズ③今回の世界一周④参考のため外国船を使ってかなり割安な料金設定で人気のJTB・サンプリンセス号の2019年世界一周クルーズの寄港地と航海日を比較しまとめたものだ。
この表から判ったのは ①(2011年)は104日間で23港寄港(運河通過・フィヨルドはそれぞれ1港とカウント)しており、前港と次の港の間の終日航海日、すなわち洋上のみの日が平均すると3.6日間、最長の無寄港日間隔が8日間が1回、7日間が2回という設定であった。②(南極・南米)は101日間で25港寄港(南極・氷河・運河はそれぞれ1港とカウント)平均終日航海日が3.7日となっており、7日間無寄港が2回、6日間無寄港が2回とこちらも洋上の時間が多かった。
それに比べて今回の2018年世界一周は103日で28港寄港(運河は1港とカウント)平均終日航海日が2.5日、無寄港は8日が1回、6日が1回、5日間が4回と寄港地の滞在が増え、洋上日数が減っているのが判る。特筆すべきは④のサンプリンセス号による2019ワールドで、100日間で35港寄港(運河・フィヨルドなどを1港とカウント)、平均終日航海日が2.2日、無寄港は7日が1回、5日が1回とこちらは圧倒的に港での滞在時間が長く、終日航海日が少ない。
港に寄れば船社には通常のポートチャージの他に、入出港に関わる本船燃料(バンカー)の追加費用はじめ乗客用のシャトルバスなどや歓送迎の為の諸費用がかかる。それを考えるとサンプリンセス号の来年の世界一周クルーズは、圧倒的に見所が多いうえ、値段設定も飛鳥よりはるかに割安でお得なクルーズとも云えよう。ただ飛鳥Ⅱの高い乗客年齢を考えると、サンプリンセス号並に寄港地が多いと疲れるというクレームも多数出るかもしれない。いずれにしても今回の世界一周は外国船よりはゆったりしているが、今までの2回の飛鳥Ⅱワールドクルーズより港と港の間の航海日が少なく、それも今回選択した理由であった。
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