箱根駅伝・12年振りの慶應選手
平塚中継所から約15キロ 白地ランニングの胸にK 藤沢の根岸選手
新年は本四連絡のしまなみ街道で迎えた。幸か不幸か、義妹が2018年の東京マラソン抽選に合格したものの、日ごろ多忙な彼女はほとんど練習ができていないらしい。年末・年始はどこか風光明媚な場所でゆっくりと走りたいという本人の希望で、一族でしまなみ街道に合宿に来たのだがこの模様はまた次回にする。正月3日は今治からトンボ帰りで、箱根駅伝の関東学生連合チームに選ばれた後輩の応援に8区の藤沢に行ってきた。関東学生連合チームは、箱根駅伝の予選会で力及ばず出場できなかった大学のうち、日本人で個人の成績が上位10名、各校1名かつ今まで一度も箱根を経験していない選手によって構成されるチームである。チームとしてはオープン参加ながら、競走部の後輩の根岸君が選抜され、12年振りに箱根路に母校のユニフォームが帰ってくると云うので、こいつぁ春から縁起も良いと応援に向かったのである。
母校も遅ればせながら、昨年から本気で駅伝に取り組むと活動(慶應箱根駅伝プロジェクト)を開始した矢先である。まずは根岸君の走りを皆で応援しようと、彼の出場が確定した頃から、OB会は近年になく盛り上がった。昔と違うのは連絡のほとんどすべてが、メールやウエブサイトを経由して来るという事であった。20数キロの沿道に展開する当日の応援箇所から、集合する時間、現役やOBの役割分担、確認事項などのメールが大会に近づくにつれ頻繁に入る。1区間だけでもこれほどの連絡が必要なら、将来チームとして参加できる様になったら、2百数十キロに亘る人員配置や連絡体制はよほどしっかり練らねばならないに違いない。「むかし箱根に出たときはなあ、自動車部のマイクロバスで選手の後を応援したんだが、そのバスが途中でエンコしちゃってねえ、選手に追いつけねえんだヨ」などというシニアOBの話も遠い現代の駅伝である。
それにしてもかつて箱根路を走った老OBのうち、ネットに無縁の人たちも多く、彼らに充分な連絡がとれないのが今後の課題であろうか。残念ながら学生連合チームは1区にエントリー、文武両道の東大選手として話題の近藤君がインフルエンザ、5区エントリーの筑波大の新鋭・相馬君が故障で共に欠場とエースの思わぬアクシデントで波に乗れず沈んでしまった。しかし新春の陽光の下、順位は別にして久方ぶりに新春の東海道で応援を楽しむ事ができて、やはり正月はここに居たいものだとの思いが強まった。沿道には茅ヶ崎・藤沢・鎌倉・逗葉(逗子・葉山)の三田会(校友会)のOB・OGが沢山応援に駆けつけたほか、一般の塾員(卒業生)や塾と関係ない人からも「応援してますよ」と声をかけられ、期待の大きさを感じたのだった。
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