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2017年11月27日 (月)

「ALWAYS三丁目の夕日」の世界

20171129

浜松町近辺に勤めるようになって早くも半年近くなった。これまで永い間、皇居周辺あるいは日本橋近辺などに勤務していたから、何やら都落ちの感がないでもないが、毎日通っているとそう悪くもない場所だと思えてくる。芝公園のみどりはこれまで思っていた以上に広くて変化があるし、なにより東京タワーが目の前に見えるのが気分がよい。我々のような昭和どっぷり世代は浅草のスカイツリーなどよりも、高台にどっしりとそびえたつ東京タワーの方がはるかに町のシンボルと思えるのである。


東京タワーで思い出すのは、映画「ALWAYS三丁目の夕日」で、主人公ろくちゃんが住み込みで働く鈴木オート界隈だ。映画の中にたびたび出てくるシーンは、建設中の東京タワーの4本の脚が完成し、これから上に向かって伸びていく昭和33年の初め頃で、鈴木家の一平君は私より2~3年上という設定である。鈴木オートのある「夕日町三丁目」は、愛宕町か西久保巴町(現・虎ノ門三丁目)近辺を想定しているようだが、ここは今や高層ビルが建ち、すっかり様子が変わってしまって映画で描写された町の雰囲気は感じられない。


それよりもその近辺においては、もっと浜松町駅に近い芝公園や田町駅に近い芝二丁目~三丁目あたりが映画の舞台としてはぴったりだという気がする。近代化されてしまった愛宕や虎ノ門より、芝や芝公園あたりは東京タワーを間近に仰ぐ商店街や中小企業が軒を連ね、いまだに下町の風情が残っている一帯である。芝公園二丁目には自動車整備健保会館の建物があるのも、かつてこの町に鈴木オートのような「町の整備工場」が多数あったあかしともいえそうだ。


もっとも映画で一平君と友達の淳之介君が高円寺まで都電で遠征する際は、現在の外堀通りを走る都電3系統に乗ったようで、そうなると舞台の設定はやはり3系統(品川~虎ノ門~飯田橋)が走った西久保巴町付近だったかとも考えられる。とすれば町医者の宅間先生が狸にたぶらかされるのは、さしずめ愛宕山の杜だったのだろうか。とにかく東京タワーを間近に見ながら、フィクションとは云え映画のシーンを脳裏に、往時の街並みや都電の走った跡をたどるのは楽しいものである。

芝二丁目界隈
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