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2017年9月20日 (水)

井戸の茶碗

先日、読売新聞の日曜版を読んでいると、一面の「名言巡礼」に「心が洗われる誠実さ」と題して、落語の「井戸の茶碗」が取り上げられていた。その日曜版を読むうち、麻布や清正公やら白金といった馴染みの地名が出てくる事もさる事ながら、この「井戸の茶碗」のきれいな終わるオチににわかに興味を覚え、さっそくYOU TUBEで検索すると、桂歌丸や古今亭志ん朝などがこの江戸人情話を演じていることがわかった。


話はこうである。麻布のくずや清兵衛さんは、白金に住む浪人・千代田ト斎から買った仏像を清正公前の若侍・高木作左衛門に売る。作左衛門が買った仏像を磨いていると、その腹の中から50両(今でいえば500~600万円)もの大金が出てくるではないか。作左衛門は「仏像を買ったので中の金は買っていない」と清兵衛に金の返却を頼むが、売ったト斎は「売ったものから何がでてこようとそれは当方預かりしらないところ」と拒むのである。


さあ困った清兵衛さんはどうしたのか、そこから話しが次々と展開し、「井戸の茶碗」に連なっていく流れがとても面白い。「悪人がひとりもでてこない」という登場人物の設定と彼らがたどり着く幸せなエンディング、YOU TUBEながら落語の名人たちが演ずる江戸人情話にすっかり酔いしれてしまった。「週刊誌もワイドショーも、話題は不倫、ごまかし、お家騒動・・・・。まさに”他人の不幸は密の味”」(読売日曜版)の嫌な世情だからこそ、「心が洗われる誠実さ」に我々も打たれるのだろうか。これを聞いていると久しぶりに新宿末広亭などへ行って落語の雰囲気を味わってみたくなったのだった。

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コメント

お久しぶりです。
山縣選手、10.00惜しかったですね。
次回楽しみ。

親スズメさん

お久しぶりです。コメントありがとうございます。

山縣君についていえば昨年、母校の日吉のグランドに試合の応援で来た際、ごく内輪のサイン会が行われました。ただそれを聞きつけた近所の住人の方々が大挙して押し寄せ、長蛇の列ができてしまいましたが、彼は嫌な顔せずにこやかに最後まで丁寧に色紙にサインをしていました。なかなかの好青年です。

応援よろしくお願いします。

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