アクアフィールド芝公園(50米プール)
この夏場にまた仕事を始めたのは先日アップした通りである。学生時代の同級生や会社の同期が次々にリタイアする中、フルの仕事を頼まれるのは本当は嬉しい事なのだろうが、一旦弛緩モードになった心身をまた労働マインドにするために鞭打つのも結構エネルギーがいるものだ。とはいうものの、今度の事務所は今まであまり馴染みのなかった浜松町にあって、初めてふれるこの町の風情がけっこう面白い事がわかった。
浜松町は丸ノ内や大手町のビジネス街からわずか数キロ、地下鉄なら5分ほどの場所なのだが、夜になるとこの街では飲食店の客引きが多数出没して客を呼び込んでいるではないか。一方でこの客引き行為を禁止する警備の人が街頭に多数立っているなど、一瞬ここが都心ビジネス街である事を忘れてしまう。一方で浜松町に隣接する芝公園地区は緑も多く、増上寺やプリンスホテル、東京タワーの他に港区のプール(アクアフィールド芝公園)がある事なども判ってきた。
素晴らしい事にはこのプール、最近の都内の公営プールでも珍しく屋外に設置された50米のプールである。かつて都心にある屋外50米プールと言えば、千駄ヶ谷の神宮プールで、そこは会社帰りによく通ったものだった。当時、仕事の後に泳いでいると、水中から見える新宿の高層ビル郡の夜景が美しく、まるで都会のオアシスかと感心したものだった。残念ながら伝統の神宮プールは2002年に廃止されてしまい、都心では以後50米の屋外プールはとんとご無沙汰状態である。
という事で久々に見つけた本格的な屋外のプールなので、先日は仕事後にさっそく行ってみた。600円の料金を払って入ると、場内2コースが完全にロープで仕切られ、そこは一方通行で50米方向にしか泳げないようになっている。水遊びだけの人たちはこの2コースには入れない仕組みなので、早速私もロープ内で泳ぎ始めるも、久しぶりの50米はやはり長い。30米を過ぎたあたりから早く向こう側に着かないかと思うほどだったが、そのうち体も慣れて10往復ばかりゆったりと都心の泳ぎを楽しむ事ができた。ここは東京タワーの夜景も目の前に見えて、神宮プールに代わる新たな夏のオアシスであった。
アクアフィールドの入り口
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