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2017年6月30日 (金)

今こそ、韓国に謝ろう 百田尚樹 著

20170628

あの「永遠の0」を書いた憂国の作家、百田尚樹氏の「今こそ、韓国に謝ろう」と云う本がベストセラーになっている。もっとも本の帯には「百田尚樹、涙ながらの大謝罪!」とあるので、この人も何か勘違いしてサヨク陣営に寝返ったかといぶかしく思いつつ話題の本を買ってみた。まず冒頭のまえがきを読むと、「日本が朝鮮および朝鮮人に対して行った悪行を知り、愕然としたから・・・」「日本は韓国に謝らねばならない!」とあるので、やはり心配したとおりの本かと思いつつ、おそるおそる本編の1ページ目を繰ると・・・・。危惧した事とおよそ正反対、お約束の論旨展開に、思わず”ブッ”と大きく噴出してしまった。


氏はわが国が朝鮮半島を併合した1910年以降、日本人は朝鮮の人々の意見も聞かずに義務教育を普及させ、識字率を上げたりハングルを普及させたり、あまつさえ日本で六番目の帝国大学を作る事までしてしまったと指摘する。頼まれたわけでもないのに勉強などしたくない朝鮮の子供の自由を奪い、教育を押し付けた大罪は大いに反省すべきだと云う。ヨーロッパがアジアの植民地の人々にまともな教育をしなかったのとは反対に、「子供たちに無理やり学校に通わせた」いわば「人権蹂躙」を朝鮮で日本は行ったと批難する。また施設はつくっても肝心の人としての「モラル」を日本人が教えなかったために、韓国人が世界でいま嘲笑をあびているのは日本人として大きな失敗であったと氏は説く。


同様に国土を分断して鉄道を敷いたり、氾濫にまかせておればよいのに自然を破壊する治水工事や護岸工事を行ったうえ、港湾まで日本が整備してしまった悪行の数々を百田氏は挙げる。全土のハゲ山に朝鮮人の意向も聞かず緑化運動を行ったのも大きなお世話で謝罪すべきと云う。はたまた産業らしい産業がない国だったのに日本の勝手な都合で、工業をおこし農業改革を行った結果、朝鮮半島の人口が大きく増加したのも現地の人たちが望んだものではなく謝らねばならないのである。永い間の両班(やんばん)体制や奴隷制度などの悲惨な伝統によって併合前の朝鮮は「類をみない不潔」な国だったものを、その伝統をこわし半島を近代化させたのも大いなる間違いで、余計なおせっかいだったようだ。


本書は我々の多くが知る朝鮮半島の歴史の他に、日本が統治する前には想像を絶するような社会制度・風習・伝統があった事が紹介されて、この国の異形の文化に驚かされる。慰安婦(本当は金銭目当てのふつうの売春婦)の問題しかり、交渉が合意した後もいつも「ゴールを動かす」韓国人の姿勢しかり、本書を読むと、日本人として誠実に行ってきた事に対して彼らがなぜいつもエキセントリックに反応するのか、多くの日本人が日ごろ感じる疑問にヒントが得られるような気がした。そして最終章「韓国人はなぜ日本に干渉するのか」という百田氏の持論展開には、思わず「うーん」と唸って拍手を送りたくなる。本当は近寄ってはいけない朝鮮半島に100余年前に図らずも関わってしまったと云う大失敗を、この際いさぎよく「謝ろう」と痛快かつシニカルに説く本書の一読をぜひおすすめしたい。

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