2017年春 東京六大学野球 慶應 VS 東大一回戦
東京六大学野球春のリーグ戦の観戦に行く。この時期になると変わらぬブログなのだが、50年以上、毎年春・秋には神宮球場の学生野球に通っているから仕方ない。今年も初観戦は15日の土曜日、慶應対東大の一回戦だった。この日は母校の応援のほか東大4年生、注目の宮台投手(湘南)の投球にも期待がかかる。下級生の頃から注目されていた宮台君はリーグ戦に先立つ社会人との対抗戦で、強豪の明治安田生命を相手に9回4安打9三振で完封勝利し、いよいよその実力が開花したかと思われたからだ。
ところが慶應一回戦に先発したこの日、宮台投手はどうもコントロールが定まらず、明らかなボール球の連発である。とにかくストライクが入らず、打者11人に5四死球で、2回で早々と降板となったのは残念だった。 ひじを痛めたために昨年フォームを変えたそうだが、もう一度出直してこれからのリーグ戦にはその実力を発揮して欲しいところだ。驚いたのは慶應の先発投手が一年生の関根君(城東)だった事。なんでも昨年夏の東東京大会で都立高校ながらベスト4まで進んだ投手らしいが、春のリーグ戦で1年生投手の先発と云えば、1985年春開幕カードの立教戦でいきなり完封勝利した志村亨投手(桐蔭学園)をつい思い出してしまう。
関根投手はこの日は最速139キロと球速は抑えていたものの、5回を5安打失点1に抑えたのは立派だった。願わくばこの後、先輩の志村投手の様に神宮の杜を沸かせ、リーグの諸記録を塗り替えていって欲しいものだ。一方、打では現在アマチュア選手の中で飛距離が一番と言われる慶應4年の岩見選手(比叡山)が、この日も宮台投手から左翼席に豪快なホームランを打ったのが光った。打った瞬間、相手の外野手さえほとんど動けないような大きな放物線を描く彼の打球は、あの法政の田淵選手のホームランを彷彿とさせるものがある。今春・今秋と彼はどこまでリーグ戦でホームランの数を伸ばす事ができるのだろうか。いよいよ球春到来で楽しみである。
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