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2017年3月23日 (木)

WBC中継を見ながら

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ネット裏には鉢巻き姿の多くの日本人応援団(テレビ中継)

昨日は会社を休んでテレビでWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)準決勝、アメリカ 対 日本の試合を観戦した。両チームとも選りすぐりのピッチャーが繰り出されるので、対する打線はそれぞれ国を代表するバッター達であってもそう簡単に打てるものではない。息詰まる投手戦のあげく、日本チームがこうむった2つの失点はいずれも守備のエラーがらみだったが、接戦のゲームとは得てしてそういう事で負けるものだろう。試合の結果はちょっと残念なものの、両国の一流選手達による素晴らしいプレーをテレビで大いに堪能した。


それにしてもロサンジェルスのドジャースタジアムでは、大勢の日本人が応援しているのがテレビの画面に映っているのに驚く。日の丸の鉢巻きをしめ、トランペットを演奏するという純日本式の応援風景である。これにアメリカの地元ファンによるUSAコールが重なると、スポーツを媒介として両国が伝統的な応援方法を交換しているようで、文化交流が図らずもなされているさまがとても面白い。こんな画面を見ているうち、アメリカの球場には2011年の夏にシアトルでマリナーズのイチローを見て以来、しばらく遠ざかっていた事に気がついた。


その本場メジャーリーグと言えば、ピーナッツ売りの声、7thイニングのストレッチ、観客席からのブーイング、あちこちで交されるハイファイブなどボールパークに横溢するカラっとした空気が魅力だろう。かつて駐在していたシアトルはもちろん、NYヤンキースタジアム、シカゴのコミスキーパークやデトロイトの旧タイガースタジアム、デンバーのクアーズフィールドやサンフランシスコのキャンドルスティックパークなど、これまでに訪れた各地の球場の懐かしい情景を昨日はテレビ中継を見ながら思いだしていた。


さて画面を見つつ「もし2018年、飛鳥Ⅱの世界一周クルーズに乗る事ができたら、寄港地のボストンは週末のオーバーナイトステイだからレッドソックスのゲームが見られるかなあ?」などと呟いていたら、「私は船から無料ツアーが出るボストン美術館に行くから、野球ならあなた一人で行くのね」とすかさず傍らの妻が言う。まだ乗船するか否かも決まっていないクルーズだが、あまり興味のない美術館よりは今まで行った事のない伝統の球場で野球を見る方が、少しでも大枚をはたく動機としては納得できそうだ、とWBCの余韻に浸りながら一人で夢想していたのであった。

アメリカの野球応援光景 2011年8月シアトルで
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