ダンス教室その後
(街を歩くと沈丁花のつぼみが開花しはじめたのを見ることができる。この花の匂いがあたりに漂うと、やっと春が来たかなと感じる。)
さて週に一回、社交ダンス教室の個人レッスンに通い始めてから早くも9ヶ月が経過した。毎回のレッスンではワルツやタンゴの新しいステップのほか注意すべきポイント、そのほか女性と組む際の姿勢やどうやってリードするかなどの基礎を繰り返し教えてくれる。これまでクルーズ船の船内ダンス教室は、次々とステップを先に進む事が多かったから、ダンスらしい動きや基本の姿勢を丁寧に繰り返し習える点がとても嬉しい。
もっともその分、腰の上部など、ふだんあまり使わない筋肉に負荷がかかっているようで、教室の帰りにはしばしばその周囲が痛いものである。ダンスの先生は『腸腰筋を意識して』と教えてくれるが、腸腰筋とは腰椎と大腿骨を結ぶ筋肉の総称で、ふだん考慮外のそんな筋肉を使うと云うのが腰痛の原因だろうか。腸腰筋は内臓と脊椎の間にあって陸上競技などの際には重要な働きをするらしいが、我々が競走部の現役だった1960~70年代は、そんな筋肉名称がなかったから『それを意識』と言われてもちょっとピンと来ないのである。
時々一緒に飲む友人の整形外科医によると、腰痛によい運動は腹筋と背筋運動を毎日各20回X3セット行うほか、泳ぐならもっぱらクロールをする事だと云う。たしかに60歳代も半ばともなると筋力の低下を覚えるので、今はその友人の助言に従ってジョギングの後に腹筋・背筋エクササイズを心がけ、週一通う区営プールでは平泳ぎを少なくしクロールで腰痛を和らげている。こうしてみるとダンスに必要な筋肉を保つのもそう簡単ではなく、逆にそれらが何歳になっても子供の如く体育会系である私がダンスを続ける一つの理由になっているのである。
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