新年雑感
寒い。クルマに乗ろうとエンジンをかけ、エアコンヒーターのスイッチをオンにすると、いきなり目の前の計器類モニターに雪の結晶印が表示される。寒いので凍結に注意という知らせのようだ。このクルマになって冬も5回目になるが、この表示が出たのは初めてだ。ヨーロッパの冬は寒いからドイツ製のクルマはこういう表示も出るのだとあらためて気づかされた。空は青いのに車載の温度計の外部気温は2.5度とあって、東京で雪でもない日の日中温度としては記憶にないくらい低い。
正月休みにひいた風邪が直らず咳が止まらない。どうやらアレルギー的な慢性の咳になってしまったようだ。新年早々に会社の診療所で出してもらった咳止めと、抗アレルギー薬を1週間のんでみたものの、症状は一進一退で殊に夜間に発作のような咳で何度も目が覚めてしまう。仕方なく数年前、同じ症状で苦しんだ際に受診した耳鼻科に行ってみた。その医師は症状は薬の力で一気に治すという主義か、咳止めや抗アレルギー薬、痰を出す薬など6種の飲み薬と、気管支炎などを改善する貼り薬を処方してくれた。こんなに多いと薬の害の方もちょっと心配だが、3日目でやっと症状もおさまってきた。それにしても風邪が治らず、こんなに薬の世話になるとはトシなのかと実感する。
いよいよトランプ新政権が発足する。西部邁氏などが主宰するオピニオン誌「表現者」第70号を正月休みに読んだが、その中で伊藤貫氏が言う「防御的リアリズムの勧め」に心惹かれた。伊藤氏は「(現憲法を護れば安心と云う)護憲左翼の九条崇拝、(日米安保があるから安心と云う)親米保守のアメリカ崇拝・・・・のほとんどは、たんなる偶像崇拝」で、アナーキーな世界の歴史を踏まえ、冷徹な現実認識でわが国は政策を展開すべしと説いている。山のものとも海のものともわからないトランプ政権や中国の覇権軍国主義、おバカな朝鮮半島の実態などをみるにつけ、戦後72年を経てわが国がどう進むか、憲法改正だけでなく核兵器の保有是非を含め議論すべき時期が来たと新年に思った。伊藤貫氏の著書に関する昨年8月のブログ
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