第15回新宿シティーハーフマラソン
この日曜日は恒例の新宿シティハーフマラソンであった。今年で15回目になるこの大会は都心のハーフマラソンとしてますます盛んになり、近年は申し込んでも抽選倍率が高く参加する事が大変になってきた。しかし新宿区民である我々は、区民優先の特別枠で出られるから嬉しいものだ。と云う事で第5回大会から参加している我々夫婦にとっては、クルーズなどで出場できなかった2度を除き、これで9回目の大会参加である。今回も2020年の東京オリンピックのために建て替え中の国立競技場に代わり、神宮球場がスタートとゴール地点になるというのも一興である。
それにしても一月の最終日曜に行われるこの大会は、いつも天気に恵まれる。今年もハーフマラソンのスタート時における気温は摂氏7度の曇り、風も弱く絶好のマラソン日和りであった。プログラムによるとハーフマラソンの参加者が5000名、10キロの部が2700名余、その他子供やファミリーランなどが4000名と、全部で走る人が1万人を越える大変な規模の大会となっている。今までこのマラソンに参加しては過去のブログで指摘してきた通り、何度か「おや?」と思うような不手際もあったが、今年はすべてがとてもスムーズに運営されていたようで楽しく走る事ができた。
個人的には、昨年末からの風邪や咳が治らず、今年は練習が充分にできていない状態である。なので申告タイム順に枠が決められたスタート位置も、後方から慎重に行く事にしたが、やはり号砲が鳴ると自然にアドレナリンが出て、身体は前へ前へと焦ってしまう。後ろからのスタートのため前が詰まってしまい、エネルギーを無駄に使ったりジグザグに追い越したりの連続で、最初の5キロに25分ほどかかったが、その後は身体も動いて各5キロを22~23分でカバーする事ができた。その結果全体では上から一割以内に届かなかったものの、60歳以上の部に於いてなんとか上位入賞となった。もっとも60歳を過ぎてからは毎年確実にハーフマラソンの記録は1分ずつ遅くなり、入賞と言っても順位が1番ずつ後退するのがなんとも寂しいものだ。
さて東京マラソンは別格としても、このような大会が都心で開かれ、これに毎年参加できる事は走る者として大きな喜びである。大会が無事に開催されるには地元の役所、警察や消防、自治会、医療関係者など多くの人々による協力がある。今回は来たる東京オリンピックに備えて、テロ対策の訓練としてランニング・ポリスも走ったそうで、この大会に参加したランナーがオリンピックに少しでも役立てば嬉しいものだ。その他に東京陸協の役員や補助員、高校生などのボランテイア、スポンサーの企業や団体などがあって我々は安心して走れるのである。妻と二人して無事に完走できたのは、これらの人々の尽力によるものと感謝しながら神宮球場を後にした。私も間もなく仕事を離れ、もっと走る時間もとれそうだ。来年は1才年齢が上ってもタイムは1分早く、60歳代の部での順番は1つアップ、全体でもトップから一割以内に入るべくもっと練習したいと思った。
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