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2016年12月 7日 (水)

竹原のウヰスキーケーキ

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今年9月の飛鳥Ⅱ”秋の日本一周・韓国クルーズ”で寄港した広島だったが、広島市内や宮島にはもう何度も来ている。そこで今回は、”安芸の小京都 竹原散策(午後)”へ本船主催のオプショナルツアーに参加する事にした。竹原は広島から40キロほど東にある瀬戸内海に面したこぢんまりした町で、私などは往年のマラソン名選手で竹原高校の教員だった采谷(うねたに)選手の事を思い出す他には、ここに電原開発の火力発電所があるという程度の知識しか持っていなかった。ただ2年前のNHK朝の連続テレビドラマ「マッサン」で、竹原の古い町が舞台となりテレビに流れたのが印象に残り、今回は広島港からの半日のバスツアーに参加してその町並を見学しようと思ったのである。


訪ねた竹原は前に海、すぐ後ろには山が迫る古くからの港町で、かつては製塩業や酒造業がさかんだったと云う。市の中心部に数百メートルに亘って伸びる町並み保存地域は、明治のごく初期の郵便局や各種の商家、寺院、マッサンの生家である竹鶴酒造などがあって古きよき時代の賑わいをしのばせてくれる。そしてしっとりした街路を見学したあとは、お約束のみやげもの店でのお買い物!の時間である。名物にうまいものなしとはよく云われるものの、珍しく本船主催のツアーに参加して来た竹原だから、何かないかと思っていると、店頭に「ウヰスキーケーキ」という大きな垂れ幕があるのが目にとまった。


店内のウイスキーケーキの包装紙には「アルコールを含みますのでご注意下さい」と赤字の注意書きあって、なぜか妙にこの文句に心がひかれてしまう。まあ、ニッカウイスキーを造ったマッサンゆかりの地で「ウヰスキーケーキ」を買うというのもオツなものかと、試しにハーフポーションを買ってみる事にした。さてクルーズをおえてわが家で「ドライマンゴーを混ぜ込んだケーキに余市のウイスキーシロップをたっぷり染み込ませています」とある包装紙をあけると、上等な”余市”ウイスキーの香りがプーンと漂ってくる。一口食べるとケーキの甘味とウイスキーの味が絶妙にハーモナイズし、アルコール分も濃いのか大人っぽい味が嬉しい。アルコール風味にすっかり気持ちよくなって妻と二人であっという間に食べてしまったが、どうやらこのケーキは竹原でしか売られていないらしい。宅急便で取り寄せようかとも思うも、会社に竹原の電発に時々出張する社員がいるので、彼にみやげに買ってきてくれと頼もうと思っているところである。

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