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2016年11月21日 (月)

平戸銘菓・蔦屋のカスドース

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好き嫌いなしで何でも食べる。酒も好きだから(というより無くては生きていけないから)、当然塩辛いものが好きだが、さりとて和洋かぎらず甘いものも好きである。以前にもアップしたとおり伝統の日本各地名産の和菓子の中では、佐世保の九十九島せんぺいや博多の鶏卵(たまご)そうめんが永年の好物なのだが、今年ねんりんピックで長崎県を訪問した際に、東京都選手団の宿舎だった佐世保の町で買った平戸の蔦屋(つたや)のカスドースも印象に残る菓子であった。


カスドースは以前テレビの「百年てみやげ」で紹介され、平戸に行く機会があったら買おうと思っていたところ、佐世保のみやげ物店でも販売されておりさっそく購入した。その蔦屋は1502年創業というからまさに戦国時代から続くお菓子やさんである。カスドースは「ポルトガルとの交流によって伝えられた南蛮菓子のひとつ」(お菓子の栞)で、「カステラを卵黄にくぐらせ、糖蜜で揚げた」(ホームページ)ものである。砂糖がふんだんに使われているが、のちの江戸時代になっても卵や砂糖は貴重品だったから、明や南蛮との貿易ができた平戸ならではの、往時の”超高級菓子”であったであろう。


ちなみに戦国時代では日本の砂糖輸入量が150キログラム/年、江戸時代初期になって100トン/年(独立行政法人・農畜産業振興機構のホームページより)で、人口が何倍も違うといえ現在は日本国内で使用する砂糖が約200万トンだと云うから、当時の砂糖の貴重さが判ろうというものである。平戸藩門外不出の菓子として育まれたカスドースは、明治時代以降は皇室献上銘菓となったそうで、小分けにしたその封を切るとファっと黄身の匂いがただよってくる。それは「ほれ旨いぞ、食べてみい」とでも云っているかの様で、長崎の南蛮交流の伝統を今に伝えているのであった。

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