飛鳥Ⅱ 秋の日本一周・韓国クルーズ (4) 釜山・佐世保編
航海6日目は韓国の釜山である。ここのところ、クルーズの寄港地としてしばしば釜山港に来るが、反日の韓国では我が身銭を一円でもきって消費などしたくない。それでもこれまでは飛鳥Ⅱは港の入り口に近いクルーズターミナルに着いたので、岸壁の脇にあった公園で一時間ほどジョギングする事もあったが、今回は日本からのフェリーも到着する町の中心部に近い新しいターミナルに着岸とあって、本船から下船する気もまったく失せてしまった。よって日がな一日、船のプールでゆったり泳ぎ、フィットネスセンターで筋トレに汗を流し、大浴場に浸かってキャビンでビールでも飲もうかという算段である。これなら私個人が韓国経済に資する事ゼロである。
釜山港で飛鳥Ⅱの周囲を見回すと、たとえ日曜にしても港内は閑散としており、特に普段忙しいコンテナターミナルにほとんど船がいない。中国の経済減速の影響でこの国の景気が悪い上、先ごろ倒産した韓国随一のコンテナ船会社 HANJIN(韓進)SHIPPINGの倒産が影響しているのだろうか。それにしてもこの国が地政学的に極めて複雑な位置に置かれているのはよく判るが、中国に擦り寄ったり日米陣営に戻ったりと、とにかく振幅の巾が大きい付き合いにくい国である。最近も日本軍のいわゆる従軍慰安婦問題(実はどこの国の軍隊にもあった唯の軍隊相手の商売女性だった)で、日本と韓国の間で『最終かつ不可逆に解決』するとして確認されたものに、またまた韓国側が勝手に自分の都合で合意された「ゴールを(韓国世論に有利な様に)動かす」姿勢を見せてごねている通りだ。日本のクルーズ船も単なる労務対策で、行きたくもないこんな韓国に寄港するのはそろそろ止めにして欲しいところである。
という事で、思わず「終日航海日」のように上陸しない日となって、ノンビリと船上で過ごせた釜山港から一晩、翌日は軍港、佐世保に本船は寄港した。月曜日の朝8時、港内の何隻もの自衛艦の後甲板上で隊員達が立ち並ぶ中、軍艦旗がするすると艦尾のポールに掲揚されるさまを、入港する飛鳥Ⅱの船上から眺めるのは清々しく忘れられない光景であった。ここ佐世保では港近くの千尽公園近辺をジョギングし、飛鳥Ⅱのクルーが「おいしいですよ」と教えてくれた駅横の「香蘭」でチャンポンを食べ、お馴染みの「九十九島せんぺい」をみやげに買う。最後は例によって自衛隊の佐世保資料館に立ち寄って、我が海防の歴史に自恃の気持ちを高めて本船に帰ったのであった。セイル・アウエイ・パーティで素晴らしいパフォーマンスを演じた地元高校生のブラスバンドやコーラスも、佐世保の思い出を一層素晴らしいものにしてくれたのであった。
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