飛鳥Ⅱ 秋の日本一周・韓国クルーズ (1)
遅い夏休みで飛鳥Ⅱの11泊クルーズに乗船している。と言っても先のワールドクルーズの船上特別予約割引に、船会社や旅行会社の各種クーポンやら泊数記念の特典をフルに駆使した、それなりに割安なクルーズである。その上、各寄港地のオプショナルツアーも全部で一つしか申し込んでいないから、港からは無料のシャトルバスと公共交通手段の移動とあって、下船前の精算書にもあまり驚かないクルーズとなることだろう。
初日は横浜を出て東京湾を抜け、関東に近づく大型台風16号から逃げるように本船は北上したが、フォーマルナイトの小久江船長のスピーチでは「ふだん、船舶の往来が激しい東京湾を航行しても小笠原航路の定期船と本船の他に動いている船がいなかったし、野島崎から北上するアメリカ行き船の銀座コースとも云える航路もこの船だけでした。十分安全への確信を持って航海を始めたのですが、台風の動きにふと『大丈夫かな?』との思いも胸をかすめました」との出帆だった。
それにしては大した揺れもなく到着した函館で、飛鳥Ⅱを降り洞爺湖のホテルに泊まり、新幹線で帰るツアーの乗客が百数十名が下船し、その後は船内にゆったりした雰囲気が漂っている。乗船客が少なくなったので函館からは夕食も一回制になって、そこかしこでこれまでのクルーズで知り合った人や顔見知りのクルーと合え、なんだかなじみの飲み屋に帰ってきた気がしてきた。「お帰りなさいませ」と日本人やフィリピン人のサービスクルーに言われるだけでなく、普段あまり合う機会のないフィリピンの甲板部のクルーから「Welcome back!」と言われると、「ここは第二の家だったか?}と感ずるが、これは一介のサラリーマンOBにしては分不相応に贅沢な錯覚であろうか。
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素敵な船旅のようですね。
続きもお願い致します。
投稿: | 2016年9月25日 (日) 20時49分
コメントありがとうございます。
毎日、どこかに入港するので忙しい日々です。なのでブログもなかなかアップできません。しかし部屋ごと勝手に船が運んでくれるので本当に楽なのが船旅です。
今日は佐世保、入港風景を見ていると呉にそっくりだと思いました。
投稿: バルクキャリアー | 2016年9月26日 (月) 08時57分