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2016年8月 6日 (土)

プロに習うという事

妻に「ダンスはまずリードする男性が覚えて」と言われ 一念発起してダンスの個人レッスンに通い始めて早や2ヶ月(前回Shall we dance again?)。週に1度、会社の帰り道にダンススタジオに立ち寄り、女性の先生に30分ほど教えてもらうのだが、彼女は妻よりも相当若く、ダンスの日にはランチでにんにくの入った餃子など注文するのに躊躇したりしてどうも落ち着かない。こんなのやめて、家に帰ってビールでも飲みたいとの思いにつど駆られるが、すぐにそうするのも尻尾を巻いて逃げる様でしゃくで続けるのである。


それはそうとダンス教室などは、今までの私の行動パターンから縁のなかった場所である。競技ダンス部なのだろうか、レッスンを受けるフロアの傍らでは若い男性がテレビのショーダンスの如き振りで練習している日もあって、「へえ、若い男がこんなの踊るのか」などと改めてカルチャーショックである。もっともせっかく育てた息子が、体をくねらせお尻を振って踊っていたら彼の父親はなんて嘆くのだろうかなどと、つい時代錯誤の考えが浮かんできてしまう。


毎日通った飛鳥Ⅱの船上ダンス教室の先生が「日本は学校のダンス部出身の人が主に先生になるので、踊り方が競技ダンスの延長のようになります」と言っていたが、ワールドクルーズの船上ではしばしばこれみよがし、顔面は必死のボールルームダンスが目についた。本当を云えば私はアメリカ人がプロムで踊るような、べた足の気軽なダンスを習得したいところなのだが、ここは日本ゆえまず流儀にしたがって『真面目』にダンスを習い、ちょっとわかってきたらあとで自分で変えていくしかないのだろう。


という事でまずは正統派ワルツの練習である。船上でやったように大勢でステップを追いかける練習と違い、ここでは”決め”のポーズのほか、「ステップは地面を上から踏むのでなく流れるように前へ」とか「大きな円運動」、体の「ライズとフォール」などと「ワルツ」らしい運動を繰り返し教えてくれる処が個人指導たる所以である。若い頃は体をくねらせるような男はひっぱたいてやりたい、などと思っていたが、今では自分が一生懸命体をひねったりしてポーズをつけたりするのだから何ともおかしい。


こうして、あちらを意識すればこちらがおろそかになるを繰り返しつつ、少しづつ「それらしい」形になっていくのだろうか。先生からは「そろそろタンゴも練習しましょう」というところになったが、この先どこまでダンスが続く事であろうか。うまくなっても「男性の体の一部と女性の一部を密着させて意思を伝えるのですよ」などと云う種目を妻以外の女性と行うのに、なんとも面はゆさを感じてしまうのはぬぐえないだろう。もっともダンスの練習を妻とやると決まって「お前が悪い」「いやあなたがオカシイ」と喧嘩になるものである。


よって若い先生から「そう、それで良いです、上達をしています」と云われ「ああ、なるほど」とポイントが少しでもわかると嬉しいもので、プロに金を払って習うとやはり上達が違うものだと気づかされる。考えてみれば、これまで「無駄な自尊心」「根拠のない自信」にとらわれて人にモノを教わる事が苦手だったが、ダンスで個人レッスンを経験してみると、プロに金を払って習っていたらもっと上達できた種目もあったかも、とあらためて思えてくる。たとえばゴルフは永年、お金も時間もかけたものの結局うまくならず、最近はあほらしくなってプレーする事も止めてしまったが、もう一度最初からプロに習ってみようか、などという気持ちになってくるのである。

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