2016ゴールデンウィークの徒然
ゴールデン・ウイーク(GW)である。桜の散った後の街角に花ミズキが咲き、藤棚から紫の花が下がって、一年でもっとも美しい季節の到来と云えよう。前期の会計年度が3月末で終わり、それぞれの職場で人の入れ替えがあってほぼ一ヶ月経つ。ホッと一息つく時分と、気候の良い頃が重なった絶妙な時期に到来するのがGWの連休だ。私は毎年GWになると、夕方の明るいうち近所の銭湯に一番風呂で飛び込み、湯から上がるやいなや汗を拭きつつ、蕎麦屋に寄って冷たいビールでざる蕎麦を流し込む、と云う計画を立てる。なにせ我が地域では、60歳以上は一週間に一度銭湯代がタダなのである。そして毎年のようにこの案は計画だおれに終わり、実行したためしがない。
今年のGW前半は、先般の飛鳥Ⅱの南極・南米ワールドクルーズで知り合った東京在住の2組の夫妻と我が家の近所で食事会をした。ワインを飲み洋食をつつきつつ船内で出会った様々な乗客の事、なかんづくちょっと変った人達の話題などで盛り上がり、またやりましょうと次回の約束をして別れたのだった。100日間のクルーズ料金はそれなりに高価で、清水の舞台から飛び降りる覚悟で乗船したのだが、沢山の旅の思い出と共に、下船後も前回と同様にこうした繋がりができている。いろいろ考えてみると、思い切って飛鳥Ⅱのワールドクルーズにまた乗船して良かったと思うこの頃だ。
そういえば三菱自動車が燃費偽装問題で大揺れである。私が45年前に免許をとって初めて買ったクルマが三菱ギャランだったが、当時ミツビシのクルマはスタイリッシュで、それに乗っているとちょっと”通”ぽかったものだった。友人もGTOに乗っていて、彼とドライブした際にはよく運転をさせてもらった事も今回思い出した。三菱といえばそんな贔屓のメーカーだったが、度重なる不祥事で会社存亡の危機に陥るのかもしれない。近頃の乗用車と云えばサイズもデザインもやたら偉そうか、そうでなければ経済性ばかりが前面に出る実用一辺倒車の2極化である。最近友人の何人かが立て続けに「人生最後のクルマ買い替えで86(ハチロク)にした」と言っていたが、ミツビシが再生するなら、昔のGTOや今の86の様な、スタイリッシュで乗って楽しいクルマの開発に力を入れて欲しいものだ。
毎年GWに見頃となる日比谷公園の藤棚
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