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2016年3月28日 (月)

飛鳥Ⅱ 南極・南米ワールドクルーズ コントラクトブリッジ編

さて船上のスノッブ2種目目は「コントラクト・ブリッジ」である。長い航海中、昼は知的にブリッジに興じ、夜は音楽と共に優雅にダンス、と云うのが何とも通の乗船客らしくて格好良い。しかしダンスと一緒でこのカードゲームはそう簡単に楽しめるレベルに到達できないものである。日本コントラクトブリッジ連盟の教本には 「ブリッジは、基本はシンプルなのに、とても『考える』ゲームです。」「『運次第で勝てるゲーム』ではなく、『推理や記憶、技術を総動員して戦う、公平で知的なゲーム』である・・・」「パートナーと力を合わせて作戦通り勝てたときの達成・・・・。」とあるものの、その知的レベルで遊べる様になるまでには覚える事が山ほどある。


さて覚える事が沢山あるゲームといえば我々が馴染んでいる野球と云う事になるが、野球をまったく知らずに大人になって楽しもうとすると、この競技の基本や山ほどあるルールを覚えなければならない。例えば野球では打ったら一塁に行き、3ダウンになるまえに二塁三塁を廻ってホームに帰るが、なぜ後続がフライアウトの際、走者が進塁するならタッチアップが必要か、などというのは知らない人には理解し難いだろう。ブリッジの難しさも同様で、多くの約束事がゲーム全体の中でどういう意味を持つのか、プレー中に出す札の失敗(戦術)が約束の成就(戦略)にどう係わってくるのか、ゲームの骨格をつかみ面白さが判るまでに相当な理解と練習が必要なようだ。


それなのに前回乗船した時は、先生がずぶの素人の私にいきなり 「ここはバントの場面」 「ここはエンド・ラン」的な目先重視の教えで、これにはかなり面食らったものだった。その点、今回のワールド・クルーズで派遣された女性講師2人は、面白さを理解させるための持って行き方が上手かったし、2人とも私よりやや年長ではあるものの、上品な物腰でとても好感が持てた。出す札を間違えても「い~いんですよ~。それでいいんです。今はコントラクトの勉強なのですから。出し方は後で復習してみましょうね~」とおっとり悠揚たる口ぶりだ。そのゲームの流れを見据えるような教えに、習う方も焦らずじっくり楽しもうとその気になってきた。


ふつう陸でブリッジを習うと週に一回ほど教室に通うそうだが、このペースでは前回の復習にかなりエネルギーを使うと云う。一方逃げ場のない飛鳥Ⅱ船上では終日航海日の3日につき2日、毎回2時間ほどの教室が通い時間が数十秒の便利さで連続的に開催される。囲碁や将棋などの室内競技は苦手な私もやさしい先生の口調に嵌って、こうしてとうとうモンテビデオまで休まずに約20回のブリッジ教室に通ったのであった。それにしても「推理力とパートナーシップが鍵となる知的スポーツ」(コントラクトブリッジ連盟の教本)は奥が深いものである。

リドカフェで開催されたブリッジ教室
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