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2016年2月16日 (火)

ブラジル・イグアスの滝編

小学校時代の一時期をブラジルで過ごした妻が、今回の飛鳥Ⅱ乗船前からイグアスへのオプショナルツアーには必ず行こうねと盛んに言っていた。リオで一旦船に別れを告げ、3泊してサルバドールで帰船するツアー料金は、例によって日本から行くのとさして変わらぬ高さである。飛鳥Ⅱは旅行で不在する期間について何がしかの割引をしてくれるわけでもないからあまり乗り気ではなかったが、若い頃にイグアスに2回行っている妻は今度は是非二人で一緒に滝を見たいと言う。「以前出張のついでにナイアガラをちょこっと見たから滝などはもう良いよ」と言っても、その昔ルーズベルト大統領婦人がイグアスの滝を見て”My poor Niagara!"と嘆いたと云う話を持ち出し、その迫力はナイアガラの比ではないからとあまりに主張するので結局ツアーに参加する事にした。


こうしてリオのカーニバル見物で夜更かしした翌日、眠い目をこすりながら飛鳥Ⅱのツアー客37名とブラジル国内線の飛行機に搭乗した。リオからサンパウロで乗り換え千数百キロ、延々と広がる大地を眼下に見てようやく着いたのがフォス・ド・イグアスの町である。このあたりブラジル、アルゼンチンとパラグアイの三国国境になり、ラプラタ川の支流であるイグアス川が、これまたラプラタ川支流のパラナ川に合流する直前にこの滝がある。滝の周囲は国立公園となっていて、到着した日はブラジル側公園内にあるダス・カタラタスホテルにチェックインしたが、まずこのホテルの宿泊設備のすばらしさにしばし感動した。コロニアル調の木造建物は天井が高く、すべてがゆったりとした造りで、調度品も一つ一つが洗練されている。泊まった事はないものの、シンガポールのラッフルズホテルはこんなだろうかと想像させる老舗感漂うホテルであった。ここを基点にアルゼンチン側とブラジル側からイグアスの滝を見学するとはさすが飛鳥Ⅱのツアーである。


久しぶりにエンジン音や揺れから開放され熟睡した翌日は、国境を超えてアルゼンチン側から滝の見学である。滝の入り口からトロッコ列車に乗ってまず案内されたのは”悪魔の喉笛”といかにもそれらしい名前のついた滝のま上にあたるポイントだった。大小300の滝が幅4キロに渡り、最大100米以上の落差で落ちるイグアス一帯でも、ここが最も水の迫力を感じる場所らしく、目の前で水煙を上げながら眼下に落ちてゆく圧倒的な水の流れは、何か別の生き物がのた打ち回っている様にも感じる。周囲はどこを見ても滝と水しぶきと轟き、ところどころに虹がかかり、たしかにナイアガラの比ではない圧倒的な水の一大ぺージェントである。翌日は多くの滝を今度は下から見上げるブラジル側に行き、別の趣きで眼前に迫る滝のエネルギーを堪能したのであった。飛鳥のオプショナルツアーと云うとふつうは健脚コースでも散策程度の歩きなのだが、今回は本当の健脚向き、そして例によって至れりつくせりのご案内で、料金は高いものの一生に幾度もない大名旅行を楽しんだのであった。

上から覗き込むアルゼンチン側
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下から見上げるブラジル側
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格式あふれるホテル・ダス・カタラタス
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