ねんりんピック長崎大会・予選
駒沢陸上競技場で行われた来年のねんりんピック・長崎大会の予選を兼ねた第20回シニア健康スポーツフェスティバルTOKYOのマラソンの部に出場した。ねんりんピックは厚労省と各都道府県などが共催する60歳以上のスポーツ・文化の祭典で、各都道府県代表によるマラソン・水泳・テニス・剣道・ソフトボール・サッカーなどの競技の他に、ゲートボールやゴルフ、ダンスなどのシニア向けスポーツも行われる総合イベントである。更に囲碁・将棋・俳句・マージャンなどの文化交流大会に、常陸宮さまと同妃ご臨席による開会式や音楽祭・美術展などが期間中に催され、持ち廻りで開催にあたる各県では地域の一大イベントになっている。
一昨年に駒沢公園で行われた第18回シニア健康スポーツフェスティバル TOKYO で3キロの部を気軽に走ったところ、この試合が翌年のねんりんピックの予選を兼ねており、昨秋は栃木で行われたねんりんピック栃木2014 のマラソンの部(3キロ)に参加できた事はアップした通りである。選手は隔年のねんりんピック本大会にしか出られない規則になっているから、あれから2年後この秋の予選で一着になればまた来秋のねんりんピック長崎大会に東京代表で出場できる事になる。という訳でマラソン大会の会場となった駒沢公園に先の勤労感謝の日に集合した。マラソンの競技は3キロの他に10キロや5キロの部もあるが、もともと学生時代は中距離(800米や1500米)が専門だった私は、短いほうが相対順位が良いから、東京代表を狙うなら3キロである。
ただ問題は年齢で、60歳を過ぎると筋力や走力はそれ以前の落ち方に比べて確実に早くなる。駒沢の会場で昨年の栃木ねんりんピックで仲良くなった何人かのランナーと再会すると、みな一様に去年より記録が落ちたとボヤいているのである。みな総じてリタイヤかセミ・リタイヤの身だろうから、時間的には練習するのに充分な環境のはずなのだが、いかんせん年齢には克てず、60歳になったばかり(厳密には予選時59歳から参加可能)の『若手』の参加がなによりの脅威となる。今回3キロの部は参加30名ほどでスタートしたところ、その中にただ一人ダントツに速いランナーがおり、プログラム記載のその名は初めて見るから多分60歳台になったばかりの新参者に違いない。ゴールではその彼に30秒も離されて2着と一敗地にまみれ、来年の長崎ねんりんピック出場は結局ただの夢となってしまった。こうなればこの一着のランナーが何かの都合で来年のねんりんピックを辞退して順番が繰り上がらないかと、一緒に長崎旅行を楽しみにしていた妻が嘆く昨日今日である。
人気のないスタンドのポール。掲揚された旗のロープが寂しく
風になびきカンカンとポールに響く音は風情あって良いものである。
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お疲れ様でした!
初長崎旅行を楽しみにしていた1人なんですが‥!
淡い期待をしつつ、楽しみにしております‼︎苦笑
投稿: 院長 | 2015年11月25日 (水) 21時35分
院長先生
負けに不思議の負けなし。実力で負けたのでしょうがありません。
でも次点(補欠)になるので、まだ望みは捨てず・・・・。
投稿: バルクキャリアー(ブログ主) | 2015年11月25日 (水) 22時24分