ザ・モルツUMAMI 実感キャンペーン
「発売前に応募すると50,000名様にお届け」とある”ザ・モルツ"UMAMI実感キャンペーンに応募したところ、”ザ・モルツ”350mlの6缶入りパックがサントリーから送られてきた。先日アップした「9人の醸造家のキリン一番搾り」に続いて、またタダでメーカーのプロモーション用ビールを飲める事になったが、今度はこの秋に新発売する製品の先行試飲”実感キャンペーン”なのである。
ただで貰った分「SNSアカウントをお持ちでしたら、お飲みになった感想や写真をTwitterやInstagramなどでご投稿いただき、お知り合いの方々にもご紹介いただきますと幸いです」と同封の案内紙にあるように、試飲の結果を世の中に広めたいというのがメーカーのもくろみの様だ。その案内によると「上質で深いコク・うまみを持つ希少な麦芽」で「独自の製法」で作られたこのビールは「心地よい苦味・コクとほのかな甘みを感じる、複層的で飲み飽きない味わい」とあるので、週末を待ってさっそく試飲してみる事にした。
という事で昨日は例によって大汗かいて週末のジョギングを終え、シャワーを済ませお待ちかねの試飲ビアタイムとした。金色に輝く新製品を冷蔵庫からとり出しプルタブを引きあげる一瞬には、毎度この瞬間に感ずる至福の期待に加え、世間でまだ飲まれていないものを先行して味わう小さな優越感を感じる。ようようグラスに注いだ一杯目はビール飲みのお約束どおり一気にグビグビと喉を潤し、いよいよ2杯目からその味をじっくり吟味するのである。
意識しつつ飲んでみると、たしかにのどごしより味感を重視したおもむきで、ほどよい苦さとリッチという言葉がぴったりのやや複雑なコクがあり、サントリーが相当な力を入れて開発した事がわかる。最近はさまざま味のあるビールを各社が開発しているが、これもプライベート・ブルワリーや海外ブランドの進出で、ビール市場が成熟している証であろう。その中で勝ち抜くには、コクや微妙な苦味がこれからはやはり目玉になるのだろうと思いながら試飲のビールをおいしく味わった。
「秋になると本当にビールがうまい」などとつぶやきながらUMAMIを味わっていると、すかさず傍らでもう一本同じものを味わっている妻は「あなたは冬が来ても夏になっても、『この季節になるとビールがうまい』と言ってるわよ」と混ぜ返される。ただ「心地よい苦味」も良いものだが、私としては敢えて言えばもっと苦味が際立っていて、子供の頃に背伸びしてビールを舐めてみた時に感じた”エグさ”に近い感覚を味わえる「初老者むけ」ビールを飲めないものかとも時々思うのである。
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