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2015年7月 1日 (水)

ANA 737 背面飛行と我が愛車

大部屋の会社のデスクで居眠りもできないから、暇にまかせて職場近くの図書館で文芸春秋の最新号をパラパラと読んでいたら、ノンフィクション作家の柳田邦男氏による「ANA背面飛行の『恐怖』 内幕レポート」と云う記事が目にとまった。さきごろドイツの航空会社で機長がトイレに行って不在の間に、副操縦士が乗客を巻き添えに故意にジェット機を墜落させた事故があったばかりだが、この記事によるとANA機の恐怖のケースもドイツ機と同様に機長の不在時に起きたとの事で、これは何だっただろうと当時を思い出しながら興味深く読んでみた。


事件が起きたのは2011年9月、沖縄から羽田に向かうボーイング737-700型機で定員の120席に乗客112人(幼児1人含む)と乗員5人の計117人が搭乗していた。夜間飛行の午後11時前トイレから戻った機長を操縦室に入室させるため、副操縦士が操縦室ドアの鍵を内側から解錠するスイッチ「ドアロックセレクター」を操作しようとしたところ、誤ってラダーを左右に動かすスイッチ「ラダートリムコントロール」を操作したため機体が大きく傾いたと云う。事態を飲み込めずにあわてた副操縦士が正しい回復操作をしなかった事で、一時は機体が背面状態になって急降下したらしい。


原因を調査した国交省の運輸安全委員会の報告書では、「ドアロックセレクター」と「ラダートリムコントロール」のつまみの配置や形状が似ていること、副操縦士が以前乗っていた旧型機では両スイッチが逆の位置にあった事が誤操作につながった一つの原因だと指摘している。


この記事を読みながらふと思い出したのが、我が愛車のハザードスイッチの事である。本来あのスイッチは高速道路などで前方に事故などを発見した際に、後続車に注意を促す緊急事態用のスイッチだと思っていたが、最近は路肩に駐車する際に多くのクルマがハザードをランプを点灯させている。あれは正しいハザードの使い方なのかと常々疑問を抱いているが、あまり皆がやっているので私も駐車する際に時々使ってしまう。


先日、狭い道で同乗者を降ろそうとクルマを路肩に寄せた際、つい他車にならってハザードランプに手を伸ばした事があった。ところが我が愛車は丸いハザードスイッチのすぐ横にエンジンをON-OFFするイグニッションスイッチがあって、それを間違えて押したためにエンジンがぷっつんと止まってしまった。あわててエンジンを再始動しようとしたが、ダッシュボードの表示灯には誤操作を告げる表示が出てエンジンがかからない。後ろからはクルマが来るし焦るところだが、オートマのギアモードを前進からパーキングに戻してイグニッションを再度押したらようやくエンジンが動き始めてホッとしたのだった。


改めて車内を見渡してもこのハザードスイッチとイグニッションスイッチは、両方とも丸い押しボタンで場所も近くかつ色も似ておりつい間違いやすい配置に見える。ANAの背面飛行記事を読んで、車でも身近に同じ様な事があるもので、完璧に設計された乗り物などは世の中にそうない事を改めて認識した。こうして同型車を運転する粗忽なドライバーが、世界中でハザードとエンジンスイッチを押し間違えているのだろうか。それにつけても最近のクルマは電子装備満載でアナログ人間の私などは、スクリーンに表示される様々な表示に戸惑う事が多いし、エンジンも以前の様にキーで手動する方が間違いもおこさないのにと思ってしまう。  

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