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2015年4月17日 (金)

血圧

20150417

毎年、会社の健康診断を受けると血圧が高めで、経過観察だの再検診だのと結果が来る。巷に溢れる健康本の一部には、血圧も上が150位まではほっておけ、と書かれているが、昨年も会社の医務室からは容赦なく再検診をしろと通知が来てしまった。短気な上に60歳を過ぎ、ただでさえ血圧が高めになりがちなところに、気が弱い性格も相俟って検診や病院で白衣を見ると血圧が上がる事は幾度かアップしたとおりである。医務室の呼び出しに内心「うるせーな」と思っても、絶対に無視を決め込むほどの勇気がないのが我ながら情けない。


という事で、今年になって思い切って専門の先生を訪ねてみる事にした。たまたま妻が1月早々にインフルエンザで行った近所の先生が慶応出の循環器内科と知り、私の事を話してもらうと、まずしばらくの間、朝食前と夕食前の決まった時間に血圧を測ってから来て下さいと言う。記録と云えば何十年も走ってきて練習日誌をつける事はお手のものだから、さっそく枕元と居間にそれぞれ血圧計を置き、酔っ払って帰って来た日以外は律儀に3ヶ月間血圧を計ってきた。


ところがこの血圧というシロモノ、ちょっとした事で上下して「さあ測るぞ」と意気込むと、とたんに緊張し通常60の脈が80にも上がり、上が150・下が100などと表示が出てしまう。自分の行為に自分で緊張するとは、まさに自縄自縛という事で何とも情けないものだ。仕方がないからしばらく目をつむってソファの上でリラックスし深呼吸を繰り返すと、1回計測するごとに表示が下がっていき、3~4回目あたりで脈も60台、血圧も正常と言われる範囲に近づくのである。理性と違い、自分でほとんどコントロール出来ない感情に左右される血圧とはまことに厄介なものである。


などと苦労しながら3ヶ月、そろそろ診察に行こうかと覚悟を決め昨日循環器医院のドアをくぐった。もちろん医者に行く前には「白衣を前に測定したらさらに高くなる決まっているから、薬を呑まされるのは必至」とか「だからと言って逃げるのもだらしないし」などと血圧一つでまさにキヨミズ状態なのは自分でも滑稽である。案の定、先生の前で腕帯を巻いて計ってみると初回は高かったものの、2回目はそこそこに下がり、この3ヶ月の涙の記録や健康診断のデータ、聴診・問診などを経て「コレステロール値も高いので、将来的には薬が必要となると思うが、今日からという数値ではありません」とのご宣託であった。


一方ここ2~3週間「一体いつになったら病院に行くの」とニヤニヤしながらせっついていた妻は、「あら、薬はのまないの?」と何だか物足らないような様子。その上 「塩分控えめ、魚中心でコレステロール値を下げる食生活をと先生に言われたよ、肉がとても好きな君には悪いけど・・・」 」と伝えたらガックリ、「そんなこと知らない方が幸せだった、あんまり病院に行けと言うんじゃなかったかも。お肉あまりだせないのかあ 」と今晩の献立から魚中心メニューに頭を悩ませているのである。

”さがれよと・念ずるほどに・また上がる・血圧計の・表示せつなく”    

<過去の投稿>
人間ドック・原発・脱亜論と最近考える事(2014年4月22日)
血圧は気から(2010年6月18日)
恒例・人間ドック(2010年4月29日)
のみの心臓(2008年10月 9日)

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