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2015年3月23日 (月)

Don't Tailgate !

20150323

陽気が良くなって外で走る距離も自然と伸びてくる。走るといえば、近頃は男女ともに黒っぽいタイツの上に同じ色のランニングパンツを履いたランナーが多いが、私は暖かくなるとすっきり素足にランパンで走りたくなる。何かで足を覆われていると暑苦しい上、機能性タイツといえども履けば動きが悪くなって嫌だからである。そのランパンも最近の本格的な競技用はごく短く軽くなっている一方で、普通のジョガー用になるとゾロっと股下が長いのが流行のようだ。ただ60年代に部活で陸上をやっていた者としては、くれていて ”前”がもっこりするほどに布が小さい今の競技用はイヤだし、反対に異様に丈が長い一般用も何となくだらしなく見えて好きになれなかったのであった。


と云うところに、先日ようやく家の近所の古びたスポーツ用具店で、往年の懐かしいランパンを見つけた。その店は、地元中学校指定とある他は一体どうやってやっているのかと思うほどの鄙びたスポーツ店だが、ふとこんな店には昔のランパンが置いてあるのではと閃いたのが大当たり。店の引き戸をあけ、おそるおそる「股下の長さが3~4センチくらい、ちょうど東京やメキシコオリンピックで君原選手などが履いていた様なパンツはないですかねえ?」と聞くと、年輩の店主は「ああ、それなら以前の売れ残りがあったなあ」と奥の方をゴソゴソと探してきてくれたものである。デザイン的にはちょうど瀬古選手が活躍していた80年代風にも見えるものの、長さや大きさはそれ以前のスタイルとほぼ同じで、私としては思わず見つけた掘り出しものであった。


昨日もこのパンツをはいて皇居に行ったが、どうしても好きなものを身につけると気合が入ってしょうがない。”勝負パンツ”とはこの事である。こんな日は皇居1周5キロを21~22分ほどで数周走るのだが、一方でこの速さは他のランナーにとってちょうど良い目標となるペースらしい。昨日も前を行く男性ランナーを追い抜くと、そのうち何人かに都度数キロ追いかけられ落ち着かない事この上ない。無言でピタっとすぐ後ろにつかれると、丁度クルマで後ろから煽られている様な気持ちになって、「おいおい若いのよ、おれは還暦をとうに過ぎたランナーだぜ、そんな老人を必死に追いかけるのはみっともないからよせよ」と振り返って文句の一つも言いたくなる。


以前にもアップ ( 荒い息づかい:2008年10月 ) した通り 「あの人達は試合でもないのに何でぴたりとすぐ後ろを走るのだろう。ウザくてしょうがないよ。マークするなら息づかいや足音の聞こえない程、せめて20米くらい離れて追走すれば良いのに」 と妻にこぼすと 「きっとそうされた事がないからわからないのよ」 との事。時には 「ちょっとついて行っていいですか?」 と断ってくるマナーの良い人もいて、そんな時は 「どーぞ、どーぞ、一緒に走りましょう」 と気持ち良く走りながら会話を交わしたりもするが、そんな事はめったにない。そういえばアメリカにいた時によく公用車の後ろに "DO NOT TAILGATE!" ( このクルマのすぐ後を追走するな ) と大書きしてあった事を思い出し、そのロゴを背中に大きくプリントしたTシャツをこさえて、気にいったこのランパンと共に走ってみるか、などと不遜な事を考えるのである。

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