飛鳥ⅡA-Styleクルーズ~冬彩~ (2人だけのダイニング)
二人だけ、他に誰もいないフォーシーズンズ・ダイニングルーム
2015年のクルーズ始めは連休を利用して横浜発着の飛鳥Ⅱに乗船、某金融機関主催の1泊チャータークルーズにA-Styleクルーズ~冬彩~2泊を乗り継いでの3泊クルーズとなった。今回、まず抽選で通常よりやや割安なチャータークルーズの乗船が決まったのだが、一晩でフネを下りるのはいかにも勿体ない感じである。という事で昨年のクルーズでもらったクーポンなどを駆使し、そのまま横浜で連続乗船としてしまったのだ。「チャータークルーズとAスタイルの乗り継ぎ客はそんなにはいないだろうね」などと妻と話していたら、顔見知りのクルーから「チャータークルーズはほとんどが初乗船のお客様なのに、乗り継ぎ客が一組居ると云うので誰だろうと思ってたんですよ~」との挨拶だ。乗船直後にこれを聞いて「そうか、この大きなフネに乗客が我々だけか」と、横浜港で船内を占有できる数時間に期待が盛り上がったのだった。
そう云えば2007年夏、にっぽん丸で小樽から横浜に帰った時、下船するのがひどく名残り惜しくなり、そのまま休暇を利用し伊豆周遊の2泊のクルーズ(リンク先は妻の乗船記)を船内予約し乗り継いだ事があった。ただこの時は急な予定変更による連続乗船だったので、一旦下船して自宅にトンボ帰りし、用事を済ませて午後にフネに戻った為、誰もいない広い船内をゆっくり独占した感動はあまりなかった。で、今回は皆が下船し終わる10時以降もゆったりとフネに残ってその雰囲気を楽しんだ上、山下公園やみなとみらい地区を気の向くままにジョギングする事にしたのである。昼食は船が用意してくれると言うので二人でダイニングを占有し、誰もいないクラブ2100で忘れかけたダンスの練習、そして2回目のクルーズ客が乗船する間際の15時15分にオープンする大浴場の一番風呂に入ろうという優雅な計画である。
という事でジョギングで汗をかいた後にフォーシーズンズ・ダイニングに駆け込むと、「おお○○さま~、おまちしてました~」と2人のウエイターが笑顔で待っていてくれる。我々の為だけに準備をしてくれるのが何とも嬉し気恥ずかしい上、特製の鯛やイクラ料理はいつになく大盛りで、「ワールドクルーズでメシが少ないと文句言って、エキストラポーションカードを貰った事を覚えてるのかなあ?」などと夫婦の会話も弾んだのだった。しかしいつも多くの人で賑わうダイニングをたった二人で独占し我々だけのメニューを楽しめるとは、新春から何ともお目出度い気分を味えたものである。A-Styleのゴダイゴ・コンサートは期待通りの迫力で盛り上がり、「予約のとれないイタリアン、『ラベットラ』」の落合シェフによる「30秒おきにスパゲッティを10人前づつ茹で上げてます」との渾身の料理も堪能したクルーズであった。
追記:妻は帰宅してから風邪をひき「新年早々またもハシャギ過ぎてしまった。遊び疲れだぁ」とダウンしているのである。
2014年飛鳥ⅡA-Styleクルーズ~冬彩~(2014年1月14日)
2013年飛鳥ⅡA-Styleクルーズ~冬彩~(ブログ題名は「溜飲」)(2013年1月16日)
二人だけのメニュー
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