ねんりんピック栃木2014に参加して(1)
常陸宮様ご夫妻ご臨席の下、栃木大会の開会式(栃木県総合運動公園)
週末は栃木県で行われた全国健康福祉祭ねんりんピック栃木2014に参加した。一言で言うと知る人ぞ知る、逆に言えば知っている人しか知らない様な老人の大会が、国民体育大会の如く毎年毎年、日本各地持ち回りで開催されている事を経験したわけである。文化活動も含め似た規模のイベントが各省庁の管轄で他にも沢山あって、国やそれぞれの地方で予算措置が執られるのだろうが、財政超多難な折り、大切な税金をこうして費消して良いものなのか、”うーん?”と唸らないわけでもない。まあ野暮な事は脇において、せっかくの大会だから全国から集まったシニアー選手たちと交流し、いろいろなイベントを精一杯楽しもうとこの3日間を栃木県内で過ごした。
我々が参加したマラソン競技では、地元の体協や陸協の推薦で選手が選ばれる方式の府県(市)が多い中、東京は予選会を勝ち抜いて選抜されたので、やはり好成績をおさめ、多くの選手が60歳代・70歳代の各3キロ、5キロ、10キロ競走で優勝や入賞のメダルを手にできた。走った日曜日は台風接近による雨にたたられたものの、マラソン開催地である真岡市の円滑な大会運営や地元の暖かい歓迎の気持ちが嬉しく、全国から集まった選手たちは、孫の様な小中学生の歓迎に喜んだのだった。東京から100キロばかりの近郊ながら、今まであまり縁のなかった栃木県南東部のこの町を、多くの選手たちは今後なにか事ある度に思い起こす事になるだろう。
さて金曜日の午後、東京駅に集まった東京都の選手団は250名ほどで、これに役員や関係者も加わり、他県の代表とともに臨時の貸切新幹線列車で栃木県へ向かう。団体・臨時と云えば中学生時代の修学旅行列車「ひので」以来で、つい嬉しくなって新幹線乗車と同時に缶ビールの蓋をプッシューと抜くが、どうも周囲は真面目な競技者ばかりなのかそんな光景もほとんど見られない。他の団体競技と違って個人参加の寄せ集めマラソンチームも、当初は何となくお互いの会話もよそよそしかったものの、開会式前夜に東京都選手団に割り当てられた那須温泉で揃って食事をとって歓談をするうちに、仲間で一緒にやろうという気持ちが盛り上がってきたのであった。(続く)
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