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2014年8月22日 (金)

魔法の封筒袋

定年後の再雇用、といっても同業の他社だが会社勤めを再開してから早くも三年経った。ライン的な仕事も一部しているものの、そこは本来の部長さんや課長さんの世界である。特段ミッションがないようなきわめて暇な日もあって、そんな日はどうやって時間をつぶすか本気で考えねばならない。皆が忙しそうに働く大部屋で、あまり暇そうに新聞を広げたり、堂々と居眠りすることが出来ないのが気の弱い私の性分だ。そんな時は会社近くの図書館が絶好の時間つぶし場所となって、そこでゆっくり新聞各紙や普段は読まない月間誌などに目を通したりする。みると平日昼の図書館は初老の男性のたまり場と化していて、俺もそのうちこうして毎日暇つぶしをしているのだろうかと数年後の我が姿を思いやったりする。


もう一つ格好の場所が区営プールで、毎週一回は昼休み時間を利用して泳ぎに行く。その際は地下鉄で2駅先のプールまで往復に25分、着替えやシャワーに20分、プールで泳ぐのが実質40分で計1時間半、それに立ち食いそばなどを帰り道にかけこんで2時間ほど席をはずす事になる。もちろん昼休みは原則1時間だから、出て行くのも帰るのも昼のチャイムのはるか前と後なので、何食わぬ顔をして席を外し、かつ何食わぬ顔して席に戻っている。夏バテなのか何となくぼんやりした体調の夏の日も、昼間に泳ぐと体がしゃきっとして気持ち良いし、パソコン仕事からくる肩コリも水泳をした後はすこぶる具合が良い。オフィス街にある昼の公営プールは子供がおらず、大体同じ顔ぶれの中年以上スイマーが20人ほどだ。当然の事ながら女性もきわめて少ないから、ここも雰囲気的には昼の図書館とあまり変わりない場所である。


このプール通いに必須の小道具が、紙の内袋に透明ビニールのカバーがかかった事務用の手提げ袋である。紙の部分の水濡れを防ぐ為にもう一回り小さな別のビニール袋に、水着やキャップ、ゴーグルとスポーツ用タオルを押し込み、それをこの事務袋に収めてそそくさと職場を出入りすれば誰もプールに行ってくるなどと想像できないはずだ。多分これを持っていれば、どこかの商売相手と資料でも見ながら会食するのか、あるいは私用にしても金融機関とか郵便局の用事だと思われるだろうから、昼休みをかなり過ぎてシレっと事務所に戻ってもあまり変な詮索をされる事はない。この手提げ袋、毎週の様に使って1年経ったが、紙が破れたりもせずなかなかの優れものである。こうしてみるとこんな超安物の事務用品でも、その持ち主の行動を決めたり生活を助ける良き身近な道具となるものである。

20140822

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