第27回ねんりんピック(全国健康福祉祭)栃木2014選手団説明会
今日は午後1時より四谷駅前のスクワール麹町で10月に行われる「ねんりんピック栃木2014」の東京都選手団説明会があった。予選会や各種競技団体の推薦で選ばれたさまざな競技の東京都代表選手約二百数十名のユニフォーム採寸と、大会参加に関する諸ガイダンスが、東京都体育協会や選手団をあっせんする旅行社によって行われた。そもそも練習の一環として出た昨秋の駒沢公園のレースが、この「ねんりんピック」と云う全国大会の予選を兼ねていたとは知らなかった私は、いまだに「ねんりんピック」が何の試合で、陸上の”東京都代表”がいかなるものなのかまだピンと来ていなかったのだが、今日の説明会を聞いてこの大会が大変な予算を使って全国的に開催されているという事に驚いた。
そもそもねんりんピックという大会自体が私には耳慣れないので、ウイキペディアを見ると「全国健康福祉祭(ぜんこくけんこうふくしさい)は、60歳以上を中心とするスポーツと文化の祭典である。愛称はねんりんピック。厚生労働省、開催都道府県および政令指定都市、長寿社会開発センターの共催で開催されている」とされている。国民体育大会が文部科学省の所管で若者を中心に行われているのに対して、こちらは厚労省の管轄・予算で60歳以上を対象に行われているのがミソらしいが、毎年各地持ち回りでこれまで26回の大会が開かれ、全国から1万人の選手・役員が開催県に訪れて、大会期間中は観客や協賛イベント含めのべ50万人の人が関わるという結構な催しものらしい。
今日配布された冊子によると、とちぎ大会の基本方針は(長寿社会になって)「人が輝き、絆を育み、地域を創り・・・」という事で、テーマは”咲かせよう!長寿の花を栃木路で”だそうである。ただマラソン・水泳やテニス・サッカー・ゴルフなどスポーツの他に、囲碁・将棋やマージャンなどの文化交流も大会に組み込まれているのが今一つ大会の根拠を希薄にさせている様に感じるのだが、高齢者の生きがいを促進するという事でこれはこれで意味があるのだろう。大会の開会式には皇族のご臨席の下、それぞれのユニフォームをまとった全国各都道府県の選手団の入場に続き厚生労働大臣の挨拶もあると云うから、なにやら高校時代にマネージャーで参加した全国高校総体(インターハイ)以来のビッグイベントの様だ。「継続は力なり」というが、還暦すぎてから皇族も来られるようなスポーツイベントに再び参加できるとは人生は判らないものである。
この夏の暑さの中でのジョギングにもちょうど良い目標があることは嬉しいし、このあと9月の東京都選手団の結団式に始まり、選手一同東京駅から団体行動で栃木に乗り込み皆で同宿するとの事で、何だか若い頃の遠征の様でちょっと心がウキウキもしてくる。しかしながら周りをみると皆シニア世代とあって、ガイダンス後半には飽きて私語を始める声はやたら大きいし、くしゃみも老人特有の大音声”バーックション”である。全国規模の大会に出られるのは望外の喜びではあるが、自分も世間から見るとそちら側の人間になったかと思うとやや複雑な気持ちもするのである。
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