« 日比谷公園ツリーウォッチング(2) | トップページ | 2014 体育会同期会 »

2014年6月28日 (土)

空理・空論 集団的自衛権

「政治的儀式」としても、ここのところの集団的自衛権に関する議論など、あまりに空理・空論の連続で、呆れ果てて新聞が届いても見出し以外まともに読む気がしなかった。他国と同盟を結んでいるまともな国家なら、世界のどの国でも持っているごく普通の権利が、なぜ日本だけが制限されるのかまったく理解に苦しむ。中国や韓国がそれを云うならまだわかるが、国内で集団的自衛権なるものに反対する人達のコメントを聞いていると、あなた方はどこの国の人なのかといぶかるのである。自国を貶めて面白がる不幸な人達が世の中には少なからずいるのだろう。

そう言えばちょっと前まで「非武装中立」が日本の生きる道だと叫んでいた人達が大勢いたが、そんな人達は今やどこへ消えてしまったのだろうか。同様にいま「米軍基地反対」だの「一国だけの平和主義」などと唱えている人達は、日本が何をやろうとアメリカが自動的に守ってくれ、日本は未来に亘って安泰だと本当に思っているのだろうか。肝心かなめのアメリカは大統領のオバマがアホで、弱体化がはなはだしいから、個別だ集団だなどと馬鹿馬鹿しい議論に時間を費やすくらいなら、さっさと憲法を改正したら良い。


先日、関東のある港に仕事で行った際、港の管理者が「事故をおこすのはほとんどが中国船。操船も無茶苦茶な上、岸壁や港の設備を壊しても報告せず当て逃げする中国人が実に多い」と嘆いていた。また我々貿易に携わる業界では、有価証券(権限証券)である船荷証券にまつわる詐欺まがいの事件が、中国が国際貿易に本格的に進出してきたこの20年で信じられないくらい頻発する状況となった。

日本のごく近くには、我々とまったく違った生き方の人々による異なる体制の国があって、その国が大国化するにつれて、地域の安全保障や国際的秩序が従来の枠組みでは統制できなくなっているのである。なにせ相手は、前々世紀の遺物、柵封体制時代の大中華帝国の復活をもくろみ、軍備急拡大に余念がないのだそうだから。そんな状況の変化を考えず「安倍政権は戦争への道をひた走る」などとおよそ情緒的な解説をしたり顔で述べる一部の政治家やメディア、識者らにのけぞるばかりだ。


この夏は、冷夏予想から一転して暑くなると最近の予報である。原発が止まっている今、今年はもし日本のどこかで大規模な停電がおきたらどうなるのか、などと不吉な考えが頭をよぎる。あるいは中国の戦闘機が自衛隊の偵察機に対して、新たに設定した中国の防空識別圏付近で発砲でもしたらどうなる事だろうか。原発反対やら集団的自衛権が戦争への道などと空想的理想論を奉じる人達も、現実の困難がふりかかれば、このままでは我が国は持たないと「空気」が一挙に大きく振れる気がする。ちょうどかつての共産主義礼賛論者や非武装中立論者が消えた如く。

考えてみれば石原都知事が尖閣列島寄金を募集した行動がきっかけで、中国の実態がより鮮明にあぶりだされたのが数年前の事である。現実に事件が起こらないと人々の認識はなかなか変わらないものなのだろうが、中国の実態を知れば知るほど、我々には災厄が間もなくやってくる様な気がしてくる。何やら盧溝橋事件当時を思い起こさせる様なきな臭い日中の情勢や、先の見えない北朝鮮問題の中で 相変わらず神学論争のごとき稚拙な集団的自衛権に関する議論を聞いていると、日本人は本当に平和ボケをしているものだと暗澹とした気分になってくる。

« 日比谷公園ツリーウォッチング(2) | トップページ | 2014 体育会同期会 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 ご無沙汰しています。
貴兄の意見に同意します。
我々の様な考えを持っている国民は
多いと思いますが、テレビや新聞は集団的自衛権反対の論調ばっかり。

よっぽど、マスコミ関係に反社会的な人間が入り込んでいるんだなと思う。

このマスコミをなんとかしないといけないと思うこのごろです。

親スズメさん
ご無沙汰しています。コメントをありがとうございます。

地下鉄で隣の人が読んでいた朝日新聞の見出しには「全国で反対のうねり」などとありましたが、東京では肝心の霞ヶ関や日比谷でも静かなもので、この見出しは明らかな捏造だと確信しました。

テレビニュースで流す外国の反応は、集団的自衛権に反対する中国と韓国が中心で、アメリカはもとよりオーストラリアやアセアンの声は最後にちょっと。彼らには一体あなた達はどこの国の傀儡機関なの?と質問したいです。

最近は不愉快なのでTBSやテレビ朝日の報道番組は見ない事にしております。これらの視聴率を下げる事が、あほなマスコミに対して我々のできる唯一の抵抗なのでしょうか。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 日比谷公園ツリーウォッチング(2) | トップページ | 2014 体育会同期会 »

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ