« 虎ノ門ヒルズ | トップページ | 日比谷公園ツリーウォッチング(2) »

2014年6月20日 (金)

日比谷公園ツリーウォッチング(1)

20140619

定年退職した友人が 「 おれはITも得意ではないし、これから暇をもてあまして何をしたら良いのだろう?つい時間が余って酒を飲みすぎてしまう 」とこぼす。「何だって興味ある事をすれば良いのさ 」と答えるものの、こちらだってそんなに大した趣味があるわけではない。まあ今はジョギングで毎日1時間~2時間くらいつぶれるが、そう連日走れるわけでもなく、天気の悪い日やもっと歳をとって体が言う事を効かなくなった時のために、静的な趣味をもっていたいものだと時々考える。


という事で、50年ぶりに始めたピアノもブルグミューラーの一番(題名:素直な心)から先に進まず、小学生の姪っ子には「おじちゃまはまだ、一番から卒業できないの?」とからかわれる始末だ。「そう、心が素直すぎてこの曲から離れらないんだよ」などと与太を言っているうちに、電子ピアノの上にホコリがたまってしまうこの頃である。こうしてみると趣味を身につけるのはなかなか難しいものだとは思う。とはいうものの興味を引かれる事は廻りに幾つかあって、仕事の合間や昼休みなどに散歩する日比谷公園でのツリーウォッチングもその一つである。


以前は日比谷公園に入ると、都心には珍しくうっそうと茂る樹木が何だかおどろおどろしく、視線は花壇に咲き乱れる色とりどりの季節の花に向かっていたものだ。しかし開園から100年以上経った公園の立派な樹木とその幹に掛かった木の名前、ところどころに設置された樹木の説明版を読んでいるうちに、それぞれの木の特徴に注意がいき、いつしかその違いに興味を持つようになった。生い茂る公園の巨木たちは花壇に咲き誇る草花よりはるかに地味だが、その一本一本に歴史がありそうだし、影がやなせる根元にはミミズなどの小動物やヘビが生きており、拡がる枝葉には鳥が遊んで都心のオアシスを提供してくれるさまが嬉しい。


現在、日比谷公園内の数万本の木々のうち、中高木だけで142種3200本あるそうで、こうして趣味となったツリーウォッチングもなかなか見ごたえがあっておもしろい。園内で一番太いのが松本楼前にある「首賭けイチョウ」で、もともと日比谷見附付近にあって道路拡張で伐採されそうなところを、公園の設計者・本多静六博士が「首をかけても園内に移植する」と言ってここに植えたそうである。東京都の木であるイチョウのほか園内にはクスノキ、ヒマラヤスギ、スズカケ(ポプラ)、ケヤキなどの大木がうっそうと緑の木陰を作り出し、木の名前を復唱しながら一人森の中を歩くのは気持ちが良いものだ。木に関心を持つ様になると最近は町を歩いていても街路樹に目が行って、これはユリノキかなどと一人ブツブツつぶやいてしまうくらいで、興味を持てば楽しみはやっぱりどこにでも転がっていそうである。

首賭けイチョウの巨木
20140619_2

« 虎ノ門ヒルズ | トップページ | 日比谷公園ツリーウォッチング(2) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 虎ノ門ヒルズ | トップページ | 日比谷公園ツリーウォッチング(2) »

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ