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2014年5月26日 (月)

第93回陸上関東インカレ・慶応競走部・祝一部復帰

毎年この季節に気になる事と云えば、野球の早慶戦と陸上競技の関東学生対校選手権(関東インカレ)である。不思議なもので学生スポーツファンとしては、日本一を競ったり全国大会の結果がどうなるのかも大事なのだが、対校戦や関東の大会で母校が良い成績をあげるとより嬉しいもので、今春も神宮球場の六大学野球や陸上の関東インカレ(関カレ)の成績が気になってしょうがない。その関カレは今年で93回目、国立競技場が建て替えで使えないとあって、先週は熊谷、今週は新横浜で大会が開催されたので、遠い競技場まで足を運ぼうかどうするかと躊躇していたのだった。ところがふとテレビの番組表を見ると、この週末には読売系G+というスポーツチャンネルで、関カレを朝から夕方まで完全中継するとある。以前には録画された関東インカレが早朝や深夜の時間枠に放送されていたのだが、まっ昼間から学生陸上の完全中継とは多チャンネル時代で便利になったものだ。


関東インカレは予選を勝ち抜いた決勝種目の成績によって、1位8点・2位7点・3位6点、以下8位1点まで各校の獲得した得点を競うので、個人競技とともに団体競技の側面をもつ大会でもある。毎年男子では1部16校のうち下位2校が2部上位2校と入れ替わるので、選手たちは何とか1点でも多くの得点を挙げようと必死で競技を繰り広げるのも関カレ観戦の面白さと云える。母校の競走部もロンドンオリンピック代表の主将・山縣君をはじめ、東洋大にすすんだ桐生君に次いで実績をあげた小池君(立命館慶祥)などの新人が加わり、短距離陣はかなり充実している様だ。昨年はよもやの2部落ちだったが、中距離や跳躍陣も現在の陣容ならば順当にいけば一部復帰は固いだろうと、この週末はテレビの前にどっかと座って応援する事にした。


案の定、母校は2部校の中では圧倒的な強さを示し、Kマークのユニフォームが次々と上位で画面に映し出されるのが嬉しい。4日間の全日程を終えて2位の東京学芸大学に大差をつけ、悠々1部に返り咲いた場面を満喫し昨晩はビールも美味しかった。さて来年はまた1部校の中での熾烈な戦いになりそうだが、今後2部に落ちずに上位をうかがう事が出来るだろうか。1部と2部の競技は同じ日に同じ場所でほぼ同気象の条件で前後して争われるので、仮に母校の選手達が今年2部で出した記録を、直後に行われた1部校の決勝記録と比較すると、そのまま通用するものもある一方、1部であったら入賞は難しくなる種目もある。特に投擲種目の壁は高い上、何より長距離が今のままの競技力では点がまったく取れずまるで片肺飛行である。エースの山縣君が卒業した後、残った選手達が来年には一段と伸びて欲しいところだし、ここはあらゆる方策を試みて長距離や競歩の強化を望みたいと思った。

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