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2014年5月30日 (金)

平和ボケ

今日のニュースでは旧ソ連のロシアとベラルーシ、カザフスタンが、3カ国の市場統合を目指す「ユーラシア経済連合」を発足させる条約に署名したと報じている。ロシアと云えばかねてからプーチン大統領は、旧ソ連の再統合を最重要課題に挙げているそうだが、最近のウクライナでの政変やユーラシア経済連合発足の動きをみると、いよいよ彼はその念願に向けて歩みを始めた様だ。


一方でフィリピンと争う南沙諸島や我が国との尖閣領有権に加え、中国は南シナ海でベトナムとの争いに攻勢を加え、その領土への野望をここに来て性急かつ露骨に示している。これらウクライナや中国の問題に対して、アメリカのオバマ大統領の発言や行動は極めて消極的かつ抑制的で、それを見透かしたようにロシアや中国が軍事力を背景にますます勢力を伸ばそうと意気込んでいるのが最近の世界の構図であろう。


こうしてみると冷戦が終わって四半世紀が経過した今、世界では西欧+米 VS ロシア+中国という新たな対立軸があらわれてきた様だ。ただ以前と違って世界は貿易や様々な交流ではるかに有機的に結びついているし、中国は米国の国債最大保有国とあって事態はそう一筋縄にはいかない。一方でロシアはドイツに秋波を送り、アジアの国々も中国の顔色をうかがっているのが現状である。


かつて東西冷戦の時代に共産主義陣営に対する前進基地として奇跡的な復興をした日本が、この新たな東西対立の時代にいかにして自国の存亡と繁栄を図ればよいのであろうか。集団的自衛権や憲法改正を持ち出すと「戦争への道を進む安部政権」と一つ覚えの情緒的な言辞を弄する人々は、我々を取り巻く世界のパラダイム変化をどう見据えているのだろうか。世界の有り様がすっかり変わっているのに、平和憲法を後生大事に守っていれば、我が国がいつまでも安寧としていられるほど世の中は甘くはない。集団的自衛権でさえ揉めている様では先が思いやられるものだ。

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