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2014年4月13日 (日)

フォーレンダムの休日 2

今回のクルーズは日曜日に横浜を出てから2日間洋上、3日目に石垣島、4日目基隆(台湾)、5日目那覇と寄港した後に本州に戻ってくる旅程である。嬉しい事に帰路は真っ直ぐ東京湾に戻るのでなく8日目(日曜日)の午後に清水に一旦寄港し、その日の深夜から月曜にかけて横浜に帰ってくる8泊9日のスケジュールになっている。週初めから仕事などに戻りたい乗客などは清水でおりる事が出来るので、ここで70数名が途中下船するそうである。その追加寄港の分だけ途中の日程が厳しくなる訳だが、チャータークルーズとあって船の借り入れとチャーター終了、一部乗船している外国人の観光など様々な制約を乗り越えての苦心の配船スケジュールなのだろう。


昨年の”コスタ・ビクトリア”乗船の時にも思ったが、一旅行社が海外の有名な大型船をチャーターし日本人向けサービスと云う付加価値をつけて、自らのリスクで集客する事業を展開するのは大変な英断に違いない。プリンセスクルーズのごとく日本法人を作って市場を開拓するのも一つの方法だが、”コスタビクトリア”や”フォーレンダム”の様にチャーターで新しい需要を掘り起こさんとする果敢な企業家精神には大いに拍手を送りたい。それにつけてもこの20年ほどほとんど進展がないかに見える日本船は、今後一体どんな事業展開をしようとしているのだろうか。昨晩は本船では船長主催のブラック・ホワイトパーティというイベントで大いに盛り上がったが、この雰囲気を見ていると従来のままの高価格路線の日本船は、あっと気が付いた時には市場から見放されてしまうのではないだろうか。

20140413bw
ライナー時代から続くというブラック・ホワイトパーティ


基隆で並んで着岸した”ダイヤモンド・プリンセス”号を見て多くの乗客が「今度はあれに乗りたいなあ」と言っていたが、日本に進出した外国船が ①和食の充実、特に白米の炊き方・みそ汁の作り方などの改善 ②ウォッシュレットの装備 ③できれば大浴場の設置などの対策を行えば、今後彼らが日本の市場を席捲してしまうのではないだろうか。現実に”ダイアモンド・プリンセス”号は、日本のドックでこれらの施策を一部ほどこして、しばらく日本人向けに日本での配船を続けるそうである。航空機の発達によってすたれかけた客船ビジネスを、クルーズという形で作り上げたアメリカ人のひそみにならい、外国船と日本船が大いに切磋琢磨して競争し、広大な海域を誇る海国日本で新しい日本クルーズを盛り上げてほしいものだ。

キールンのダイアモンドプリンセス
20140413


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船・船旅」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。やはり豪華客船という言葉が一人歩きしすぎて敷居を上げているのだと思います。プリンセスクルーズの大衆化広告はさすがですね。私はサンプリンセスの北海道周遊に惹かれます。北方領土を生きているうちにこの目で見たいです。

あきらさん、コメントありがとうございます。
クルーズ→豪華客船→正装→舞踏会→正式な社交ダンス→敷居が高いというステレオタイプのイメージが先行しすぎだと思います。もっと船内は楽しいものだし踊りも自由、おしゃれを楽しむもカジュアルでいくのもクルーズですね。その片寄ったイメージを高めているのが日本船の料金でしょう。このままの規模で日本船はどうなるのでしょうか?

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