« フォーレンダムの休日 2 | トップページ | フォーレンダムの休日 4(寄港地めぐり) »

2014年4月15日 (火)

フォーレンダムの休日 3

20140415volendam_at_yh

今回のクルーズは比較的高齢の方が多かった様だが、2度あったフォーマルデイにおける男性タキシード着用率は10%以下だった。本船をチャーターしたH.I.S社とクルーズプラネット社が30余人の社員を船内各所や陸上ツアーに適宜配置している事もあって、総じてクルーズは快適で船内の乗客の醸し出す雰囲気もゆったりとしたものを感じた。サービスクルーはホーランドアメリカ船が欧米で配船する際と同じくインドネシア人を中心に、ビバレッジ係りがフィリピン人で、その仕事も他の海域と同様に快活でてきぱきとしていると思われた。昨年の”コスタビクトリア”号はアジアでのビジネスを中国を中心に展開しようとしているので、中国人のサービスクルーが多く、船内がやや雑然としていると感じたが、今回はホーランド社の特徴である静かなムードが横溢していたようだ。


さて昨年そのコスタ船で見かけた楽しそうにダンスを踊るカップルが今回も乗船していたので、下船間際に思い切って 「 ダンスがお上手ですねえ 」と声をかけてみた。すると 「 船のダンスは正式な社交ダンスを踊る人ばかりで、あれでは知らない人はステージに行けないわよね 」 「 だから私達はステップは自由に、そしてまず楽しそうに踊って皆で盛り上がりたいのよ 」という事を言われた。正に我が意を得たりと肯くのだが、一方で陸上ツアーから帰船する際に舷門で並んでいると「外国の船はダンスの会場も狭いし、音楽もタンゴやワルツ等のスタンダードが少なくラテンばかりかかる。正式な社交ダンスが出来る日本船の方が良い 」という会話も小耳にはさんだ。我々も飛鳥Ⅱで100日間も午前・午後と社交ダンス教室に通ったから偉そうな事は言えないが、どうも日本ではクルーズ→豪華客船→正式なボールルームダンスというステレオタイプの図式が定着しすぎではないだろうか。舞踏会をやるような広い会場がなくても、また正式なステップでなくとも、まずリズムに合わせて体を楽しそうに揺すると云う本来のダンスがもっと日本でのクルーズシーンにあって良い。そんな事を考えると日本のクルーズ文化はまだまだ外国からの借り物なのかもしれない。


このクルーズは日程的には最後の清水寄港が思わぬ余禄、最後のごほうびだったのは先にアップした通りである。ただ8泊で横浜から石垣・台湾・那覇・清水・横浜と廻るのは航走時間ばかり長く、その分上陸地での観光時間が短かすぎた。地図を広げればすぐわかるが韓国の済州島や釜山は言うに及ばず、中国の上海でも台湾に比べればぐっと距離的に日本列島と近い。下船日に各キャビンに届いたクルーズログによると今回の総航走距離は2474マイルとあるから、これから計算すると浦賀水道や入出港時の半速・微速を含めての平均速力は16.5ノットと相当なスピードであった。それに対して4つの港での総停泊時間が入出港の手続きを含めて34時間とあって、一箇所が8時間強と極めて短い上陸時間なのである。日本と敵対する韓国や中国はなるべく行きたくないと思う昨今、台湾はクルーズ船のほど良いディスティネーションとなるが、そのためには国内での入港を減らして2つにし、台湾での滞在時間がもう少し長ければなお良かった。

« フォーレンダムの休日 2 | トップページ | フォーレンダムの休日 4(寄港地めぐり) »

船・船旅」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« フォーレンダムの休日 2 | トップページ | フォーレンダムの休日 4(寄港地めぐり) »

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ