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2014年4月16日 (水)

フォーレンダムの休日 4(寄港地めぐり)

石垣島 (竹富島)
2014

最初の寄港地、石垣島は3年ほど前にマラソン合宿で訪れた場所だ。その時に川平湾はじめ島内各所を走り回ったので今回は石垣観光でなく高速船で10分、向かいの竹富島観光に行く事にした。竹富島は周囲が9キロ、人口300人ほどのきれいな島である。町の中心部の伝統的町並みを水牛車に乗ってゆっくり観光するのがツアーの目玉なのだが、現地ではなぜかこの水牛車のルートに沿って、「竹富観光センターは約束を守れ」とか「暴走事故を引き起こす水牛車」「協定を守り早期に移転せよ」とそこここに手書きペイントで水牛車営業に抗議する看板がある。この水牛車を運営する会社に賛成する人、反対する人のそれぞれの主張に興味はないが、観光客を呼んでおいてその客が楽しもうとする媒体にケチをつけたいなら、観光で人を呼ぶ事などやめて欲しいし、せめて外部の目のつかない所で仲間うちでやって欲しいものだ。学生運動のようなペンキで書かれた看板が不快であった。写真の水牛の向こうに無粋なたて看板が。


基隆
2014_2

台湾北部の雨の多い港町であるが幸いの晴れ。ここでは野柳という奇岩が並ぶ海岸と「千と千尋の神隠し」の舞台にもなったとも云われるを九份を本船ツアーで観光した。野柳は溢れる中国本土からの観光客と、彼らが立ち入り禁止の場所に入るのを警告するガードマンの笛で、海岸を見るどころでなく早々に引き上げた。九份は日本の統治時代に金の採掘で賑わった山の町で、斜面に沿って造られた路地や石段が観光地となって多くの人で賑わっている。鉱山労働者の為の娯楽施設や社交クラブなどの建物も保存され、当時の山の栄華を伝えてくれるのが興味深い。これらの観光地までの途中には台湾の鉄道を見る事ができるが、鉄道は日本と同じく左側通行、その軌間も1067ミリで、信号の設備などは日本の鉄道ととても似ている。金鉱山の開発や日本式の鉄道を見るにつけ、戦前の日本の統治が台湾の開発に貢献した事を実感できるのである。


那覇
2014_3

今回のクルーズで実に40年振りに再訪した町である。以前来た時には車の通行もアメリカと同じ右側だったが、今や道もすっかり整備され町中をモノレールが走っている。人口は30万人だそうだが、本土の同じ人口の都市よりよほど町の規模は大きく、また多くの人で賑わっている。かつて守礼の門だけだった首里城も内部がきれいに復元整備され、琉球王朝の歴史を教えてくれる。沖縄が辿った歴史、中国や日本本土との関係、第二次大戦の戦場となった事など、ここの人々が複雑な心境をもっている事は、首里城内部の諸展示を見るだけでも容易に想像できる。されど町には軍人やその家族と思われるアメリカ人がそこかしこでショッピングを楽しんでおり、彼らが沖縄経済の重要なポイントになっている事も伺い知れるのである。


清水
2014_4

富士山の世界遺産登録という事で清水港がクルーズ船誘致に張り切っているらしい。駿河湾フェリーのターミナルに着いた”フォーレンダム”号から三保の松原まで、往復13キロのジョギング後のお楽しみは清水港でのビールである。日本のクルーズ船は料金が高価な反面、酒の持ち込み自由で良いが、一部のラグジュアリー客船を除きほとんどの海外のクルーズ船(外国船)はアルコールの持ち込みができない。本船でもワインのボトル持ち込みは、開栓料として一本18ドル(ただし1本目のワインは部屋で飲む限り持込可、2本目以降18ドル。その他のアルコールは下船まで船で預かるシステム)徴収されるので余程プレミアムワインでない限り船に持ちこもうという人はいない。という事で缶ビール一本が5.5ドルと高い船内での費消を抑え、我々も安い町の食堂へと繰り出す事にする。岸壁近くのエスパルス・ドリームプラザの生ビールは、汗をかいた体にこのクルーズ中もっともうまく感じる飲み物であった。店内には本船のクルーズカードを下げた客も多く、皆同じ事を考えるものだと思ったのだった。

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コメント

バルクキャリアーさん こんにちは。

ご無沙汰しています。

HISチャーターのフォーレンダムに乗船されたのですね!
怖いもの見たさ(笑)で引かれてはいるのですが・・・
ホーランドの日本発着はいまだ体験していませんので、興味深く読ませて頂いています。

フォーレンダムの乗船記録はなかなか見つからないので、こちらを藤原さんに掲示板で紹介させて頂きました。ご了解ください。

少し気になったのですが・・・
HALは他のクルーズ会社(スタンダード、プレミアム)と違って、出発港、寄港地ともワイン・シャンペン(750ml以下)の手荷物での持ち込みを許可しています。
出発港のワインの1本以外をダイニングで飲むには開栓料18ドルが必要です。それとビールは持ち込めません。

「乗客のお気に入りで持ち込まれたワイン(1本)をダイニングで飲んで頂くのに開栓料を頂くような無粋なことは致しません。」 この主張がHALらしいと思いますが・・・
https://www.hollandamerica.com/assets/cruise-vacation-onboard/KBYG.pdf

それとも、今回はHISのチャーターなので特別な持ち込み規制があった?

こんにちは
のせの猪さん
コメントありがとうございます。私達は事前にワインの5本パッケージを購入していたので、ワインの持ち込み規定などは良く読んでおりませんでした。20ドルくらいかと理解していましたが18ドルに訂正しておきます。
改めてのせの猪さんが張られたHALの規定を読むと「各自1本目を部屋で飲む場合は開栓料なし。(ダイニングに持ち込んだら18ドル)」とあるようですね。

バルクキャリアーさん

こんにちは。

>各自1本目を部屋で飲む場合は開栓料なし。(ダイニングに持ち込んだら18ドル)」とあるようですね。

最新規程を良く読まずに、誤ったコメントを入れて、お恥ずかしい限りです。

できれば、コメントを修正するか、消したいと思うのですが・・・

昔のHALの規程が頭に残りすぎていたようです。これでは、他のクルーズ会社(スタンダード)と大差ないです。

やはり、現在の競争が激しい環境では料金だけで利益を上げるのが大変なのでしょうね・・・
HALのおおらかさが消えて行くようで、少し寂しいかも。

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