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2014年2月28日 (金)

アザマラ・ジャーニー@東京晴海

20140228sentosa
シンガポールで飛鳥Ⅱと並ぶアザマラ・クエスト

やっと訪れた春の陽気に誘われて、会社の昼休みを利用し東京・晴海の客船ターミナルに入港中の”アザマラ・ジャーニー”を見に行った。アザマラクルーズはセレブリティクルーズの別ブランドで、倒産したルネサンスクルーズが所有していた8隻のRシリーズ(3万トン)から本船と姉妹船(現”アザマラ・クエスト”)の2隻を購入して、プレミアムクラスより少し上級のクルーズを世界中で展開している。そういえば2011年の飛鳥Ⅱワールドクルーズの際、最初に寄港したシンガポールのセントーサ客船ターミナルで向かいに停泊していたのが”アザマラ・クエスト”だった。同船に乗船していたアメリカ人の乗客と「こちらは次がモーリシャスだけど、そちらはどこへ行くの」などと話した事が懐かしく、姉妹船”アザマラ・ジャーニー”を晴海で見ようと思いたったのだった。


20140228azamara

いつからか下部を濃紺に塗りわけた”アザマラ・ジャーニーの船体は、小粒ながら相変わらずスタイリッシュで客船らしく良くまとまったデザインである。客船は見て美しくなければいけないと私は思っているが、かっちりした隙のない上部構造は本船の「筋肉質」的な量感を醸し出しているし、「青い海」を意味するアザマラにちなんだファンネル周りのブルー基調のデザインもシャープで美しい。現代の客船らしくずらりと並んだベランダ付きのキャビンは、本船の高級感を演出しており、バルコニーの間口が廻りよりちょっと広いスイートには、一体どんな客が乗っているのかとこちらの好奇心が刺激される様だ。なんでも内部の意匠は「伝統的な雰囲気のメンバー制のカントリークラブの様」で、「料金はオールインクルーシブ、ハウスワイン飲み放題」「バトラーサービス付き」(ダグラスワード本2011年版)と高級感あふれるサービスである。


今回はアジアクルーズ途中の東京初寄港で、上・下船する乗客を観察していたらいわゆる白人の中高年カップルが多く、いずれもそれなりの雰囲気だ。調べると本船のクルーズ料金は、一泊で200ドル~350ドル以上からと結構なお値段である。ただダグラスワードによると「後部のキャビンはフルまたはそれに近いスピードで航走する時や入出港の際に振動が結構ある」そうだし、シャワーがせまくバスタブはスイート以上だけである。こうして考えると、もう少し料金をはりこめば大浴場つきの日本船にも乗れる事に思いがいたる。なにより”アザマラ・ジャーニー”には全通する木製のプロムナードデッキがない事がいかにも残念で、この点では”クリスタル・クルーズ”から転進してきた”飛鳥Ⅱ”がやはり優れたフネであると再認識する。同じ高い金を払う覚悟があるなら、アザマラの様な世界のラグジュアリー船を選んで本場の雰囲気を味わうか、木のデッキでジョギングして大浴場に飛び込める”飛鳥”を選ぶか、ここは思案のしどころでもある。

プロムナードデッキは小さく木張りでないのは残念
20140228azamara_deck

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