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2014年2月21日 (金)

衛藤発言は間違っていない

首相の靖国神社参拝に関し米国が失望したと言った件について、安部首相の側近・衛藤首相補佐官が「かえって米国に失望した」と皮肉を述べた事がまたぞろ問題になっている。ただ先に当ブログでもアップしたが、ケネディ大使を始め米国は、正しくは『大切な同盟国である日本の指導者が、周辺諸国との摩擦を悪化させる行動をとった事』に失望したと発表している通りである。これはあくまで米国が日本対中・韓の対立という構図から批評したもので、彼らは「日本に失望」している訳ではないし、DISAPPOINTという単語自体は大した意味がない弱めの表現であると解説する識者もいる。


それにしても首相の靖国参拝をあれだけ事前に米国に根回しをしたのに、もはや機能不全に近い弱腰なオバマ政権から出されたコメントに 「失望した」 という衛藤補佐官の気持ちも理解できる。この事で笑ってしまったが、日頃あれだけ 「アメリカの顔色ばかりうかがうのか」 「なんでも米国の言いなりか」 と自民党政権を避難するメディアやサヨクが、今度は 「アメリカも怒っている」 「アメリカと溝を作ってよいのか」とまるでアメリカが味方かの様なコメントを出す事である。彼らこそ普段通りの文脈なら 「よくアメリカに文句のひとつも言った」 とこの補佐官をたたえて然るべきところだろう。靖国について政府は「我々の心の問題、内政干渉をするな」と毅然として米中韓国に対応すれば良いだけの話である。


そういえば以前、建国記念日が国民の祝日になった際に、明治時代の紀元節が復活して日本は軍国主義に逆戻りするとトンチンカンな議論が巻き起こったが、軍国日本はその後どこに復活したのだろうか。さかのぼれば60年の日米安保改訂で「アンポ反対!」と叫んでデモした人達は、対中国に関してアメリカの同盟頼りという現状をどう思っているのだろうか。先の秘密保護法の時も然りで、自分達はぬくぬくと現在の日本のあり余る自由と繁栄を享受しながら、何かと云うと戦前に逆戻りが心配だ、自民政府のやる事は何でも反対と思考停止の何とかの一つ覚えの人達がいる。月間 "WILL" 3月号に「臆病な日本のジャーナリズム」と題して、元ニューヨークタイムスの東京特派員だったヘンリー・S・ストークスが書いている。「アメリカで日本に関心を持つ人は(昔も今も)少ない。・・・・それは残念なことだが、逆にいうなら 、アメリカ人が『失望した』と言ったとしても、日本のことも靖国の事も理解しておらず、単に中国の反応を見ての発言だろうから、深い意味はないと言える」。こんなのが本当のところだろう。

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