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2014年1月 6日 (月)

大島合宿(2)

20140106
三原山のコース

40年振りの伊豆大島は風が強かった。初日に三原山カルデラの登山路を2時間ほどジョッグした際には、強風に体が吹き飛ばされるかと思ったほどである。2日目は元町から海岸べりのサイクリングロード(サンセットパームロード)を走ったところ、これまた海から吹く強風にひどく悩まされたのだった。それでも宿舎の大島温泉ホテルで、名物の椿フォンデュや島で獲れた海産物などの料理に舌鼓をうちつつ大島温泉を堪能し、この合宿のメインイベントである3日目の大島一周走(約50キロ)に一同は備えたのであった。


さて大島一周走である。実は学生時代の冬合宿の際に長距離陣には一周走が課せられていたが、幸か不幸か4年間うまく逃げ続けてきた私にとっては因縁のイベントである。1年生の時はスピードをつけたいという事で中距離パートに合流して首尾よく欠席、2年生でも都合よく風邪をひいて不参加、3年では箱根駅伝に出場できた為に一周走は行わず、4年は箱根の予選会で敗退してすでに現役引退、という事で大島一周とは生涯縁なしかと思っていたものが、還暦すぎてからの予想外の展開である。しかし好事魔多しというべきか、肝心のフルマラソン出場予定の義妹が今回は風邪気味だった事もあり島の西側半分限定、半周の20キロ走にするかと提案すると、一同もろ手を挙げての大賛成である。練習は常に安きに流れるのが社会人ジョガーの良い点である。


という事で3日目は、元町からスタートし伊豆大島の火山噴火史を見せつける間伏の大地層切断面を通り、「磯の鵜の鳥ゃ日暮れに帰る・・・ヤレホンニサなぎるやら」と歌われた波浮港まで、風光明媚な大島西岸20キロを駆け抜けた。この日は風も止んで日差しも暖かく、ちょっと起伏は多いものの道路は整備されている上にクルマが少なく、とても島は走りやすい環境だった。伊豆大島は高速船を使うと東京から1時間45分の至近距離で、自然に包まれた環境を考えると、多くの駅伝チームが、ここを合宿地に選ぶ意味がわかるというものである。そんなこんなでこの正月は10日間で150キロほど走ったが、それにしても走って走っても一向に体重が減らないと云うのは、一体どうした事かと妻とともに嘆く正月明けである。

パームロードと大地層切断面
20140106_2

20140106_3

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コメント

合宿お疲れ様でした。
島一周は来年に持ち越しですね…(苦笑)
確かに体重は減らないどころか、増加の一途…。
まだまだ走り込みが足らないのでしょう。というか、明らかに摂取過多ですね…。
しかし大島、予想以上に良い所でしたね。風が無ければなお良し!でした~!!

院長先生

お疲れ様でした。お正月の合宿は毎年印象に残りますね。
いろいろ諸準備かつ名マネージャーぶり大変ありがとうございました。

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