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2013年11月 1日 (金)

第11回日比谷公園ガーデニングショー2013

201310311

あと暫くすると、本当に「毎日が日曜日」の生活がやってきそうだ。「小人閑居して不善を為す」という言葉がそっくりそのまま当てはまりそうな私は、来たるべくその日から一体どうやって日々を過ごしたものかと時々真剣に考えてしまう。その点、永年続けてきたジョギングとは誠にありがたいもので、日中に1時間くらい走った場合は、準備・整理運動や着替え、シャワーやらで倍の2時間くらいはあっと云う間に過ぎてしまう。だが学生ではあるまいし、そうそう毎日毎日走ってばかりはいられないから、残りの有り余る時間をいかに有意義に使うかで、これからの生活の質がかなり違ってきそうな気がする。


とすると、子供の頃に親にひっぱたかれながら練習させられたピアノを、あの頃の復習(復讐?)とばかり再開してみようか、はたまた客船で初歩を習ったダンスを正式に習ってみようか等とさまざまなアイデアが浮かんでは消えるが、そんな事をぼそぼそと食卓でつぶやいていると、妻は「いいんじゃない」と他人事である。こうして日々を過ごす中、今週は日比谷公園に於いてガーデニングショー2013が無料で開かれているというので、昼休みにブラブラと公園をのぞいてみる事にした。これまで永い間マンション住まいでガーデニングなどは無縁だと思っていたが、ショーに参加した造園業者や園芸高校、趣味で緑を愛でる人達が、花木や石を使ってどう美しい作品を創作するのか、ちょっと興味が湧いたのである。


この日比谷公園ガーデニングショーは今年で11回目だそうで、広い園内では箱庭を大きくしたような様々な”ガーデン(作庭)”の他、壁につるしたバスケットを花で飾る”ハンギングバスケット”の部やコンテナガーデンのコーナーなどがあり、それぞれ見事に造形された多くの作品が秋空の下で庭園美を競っている。特にハンギングバスケットなら、マンションのベランダの内側でもひっそりと楽しめそうで、これを我が家でやって”日々花を愛で、丹精する穏やかな自分”というきたるべき姿をちょっと想像してみる。これなら今やっているジョギング(体育系)とこれから再開したいピアノ(音楽系)の他に、文化系の趣味としてあまり金もかからない上に人に迷惑もかけない趣味としてできそうな気がしてきた。「草木が育つにはそこそこ時間がかかるから、それまでに飽きちゃいそう」と直感的な感想を述べる妻の鼻をあかす為にも、”花を愛する心やさしいシニア”を演じてみようかと思ったりしている。

写真は作庭(上)、ハンギングバスケット(下・上)、コンテナガーデン(下・下)の作品

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