Coldstream Guards Regimental Band
英国コールド・ストリーム・ガーズバンドのコンサートに行かないかというお誘いを受けた。バンド大好き人間の私たちは、本場イギリスの第一級軍楽隊バンドに触れる絶好のチャンスという事で、昨晩は会場である すみだトリフォニーホールに行ってみた。コールドストリーム連隊と云えば、GRENADIERS GUARDS ( 擲弾兵=てきだんへい連隊 )、SCOTS GUARDS ( スコットランド連隊 )などと共に ロンドン・バッキンガム宮殿の衛兵交代式を勤める近衛連隊の一つである。もともとはイングランドとスコットランドの境にあるコールドストリームと云う小さな村で編成された連隊だったが、今やコールドストリーム連隊のバンドといえば、世界各地で親善演奏を行うイギリスを代表する音楽隊となっている。私たちもかつてロンドンで彼らが行進・演奏する雄姿を見た事があるし(下動画)、わが家にも彼らのCDが数枚あるので、本物のコンサートを聞こうと会場への足取りも軽い。
いよいよ演奏が始まると、その迫力にまず息をのんだ。ブリリアントかつ重厚なハーモニーと云う言葉がすぐさま脳裏に浮かぶが、私にもっと文章力があれば、この圧倒的な迫力と音楽性を適確に表現できるだろうにと、いまパソコンの前で歯噛みしているところだ。会場のすばらしい音響効果を考えにいれても、30数名のブラスでこれだけの音が出せるとは、彼らの技量に加え彼我の肺活量の違いがあるのだろうか。演奏者は制服の右腕に階級章、左の胸に勲章をつけ軍務サービスも実際に行う隊員の他に、階級賞や勲章がない制服姿の音楽隊員も加わっており、女性隊員もちらほら見られる。コンサートはマーチ、クラシックナンバーの他、ゲスト歌手によるミュージカル歌曲や古楽器による18世紀当時のバンド再現演奏などもあって、聴衆を飽きさせる事なく進行する。
プログラムの後半には、おなじみ”79連隊のジブラルタルへの別れ”や”Highland Laddie(ハイランドの若者)”というバグパイプナンバーがあるので、一体どうやって演奏するのかと思っていたら、会場の後ろからキルトスカートの2人のパイパーに、スコットランドダンスの青年1名が突如登場するというサプライズ演出である(パイパーズはスコッツガーズから客演)。お約束の”フィガロの結婚”こそ、ほんのさわりだけだったものの、エンディングにはさっそうと”近衛兵連隊行進曲(レジメンタル・クイックマーチ)”で、会場はおおいに盛り上がったのであった。インターミッションやコンサート前後に、ひょうきんな隊員達が会場でCDを売り歩く姿を見ていると、隊員は皆イギリスの普通の若者なのだという親近感も湧き、舞台と聴衆の近さもあって、さすがブラスの大国だとコンサートを楽しんだのであった。
2006年7月6日バッキンガム宮殿の衛兵交替式(コールドストリームガーズ)
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しびれましたね。
興奮さめやらない調子で帰宅し、熱く語っていたら、週末(日曜日)の横浜の行進を観に行くことになりました!
投稿: 渋皮煮奮闘中 | 2013年10月12日 (土) 16時09分
渋皮煮奮闘中さん
横浜の模様を知らせてくださいね。
投稿: バルクキャリアー | 2013年10月13日 (日) 00時03分