週末雑感
暑い夏が続くので、この週末も相変わらず6時半に起きて、妻と早朝ジョギングを行っている。直射日光はまだきついものの、体も暑さに少しなれたのか、緩やかに吹く朝の風は肌に心地よく、それほど暑さが気にならない。昨日は10キロ、今日は15キロ走り、大汗かいて家に帰りシャワーを浴びると、やっとお楽しみの朝食となる。こんな日は、できればどんぶり飯にみそ汁、それに生卵の朝食をかきこみ、”わやー!夏~!”という学生時代の夏合宿を再体現したいところだが、妻は「えー、私がみそ汁こさえるの?」などと不満そうである。結局トーストにレタス、トマト、ベーコンのBLTと普段通りの朝食になるなか、朝から充分運動したのでレモンティーに遠慮なくたっぷりと砂糖を入れると、疲れた体に糖分が補給されている感じがして気持ちよい。
私の住んでいる区では60歳になると、「ふれあい入浴証」という銭湯の入浴券が全員に配られる。この入浴証を見せると月に4回、年間48回までは区内の銭湯を無料で利用できるので、週末は朝に走った後、夕方に銭湯に出かける事が時々ある。昨日もまだ明るい夕方4時頃に近所の銭湯に行くと、そこは元気な老人で一杯で、脱衣所もかなり込み合っている。利用しながらこんな事を言うのも気がひけるのだが、何も60歳過ぎたら全員に入浴証を配る事もなく、申請ベースにして本当に困っている人だけに無料券を配布したらどうか、とも思う。社会のインフラとしての銭湯の維持・存続の目的もあろうが、一回450円、全部利用すれば2万円以上する金券をすべての老人に配るより、その財源は子育てで金のかかる若い世代へ減税などのかたちで廻せないものか、などと考えつつ、ありがたく銭湯を利用させてもらう。
銭湯の後、昨晩は世界陸上のマラソン中本選手の5位入賞の走りをテレビで見た。なんでも彼は高校時代は県大会どまり、箱根駅伝は1回だけ出て7区17位、安川電機に入っても駅伝メンバーになかなか入れなかったそうだが、精進実った粘りの走りは立派と云う一言に尽きる。ゴール後のインタビューの受け答えをみていると、寡黙でまじめにコツコツ練習をこなすという長距離競走に必要な芯の強さを彼が持っている事がわかる。解説によると中本選手はどんな天候でも監督が提示した当初のメニューを黙ってこなすと云う事で、こんな不言実行の姿勢が私にもあったら、もっと走るのも強くなっていただろうか、爪の垢でももらいたいものだ。往年の君原選手を思い出す様な安定した中本選手の力走に鼓舞されて、こちらも勇気をもらった気がして今朝のジョギングも気合が入ったのであった。
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